姫と妃が視聴率独占！笑顔の週末

　４月３０日にフジテレビ・関西系で放送され、安藤美姫（２３）＝トヨタ自動車＝が優勝したフィギュアスケート世界選手権女子フリーの平均視聴率が、関東地区で２９・３％、関西地区で２８・３％を記録したことが２日、分かった。週間では東西ともに１位で、２０１１年を通じても関東で５位、関西で３位の高視聴率だった。また、日本テレビ・読売系で２９日に放送され、キャサリン妃（２９）が注目された英国王室結婚式が関東地区２３・５％（関西地区２３・４％）をマーク。日英の“姫”と“妃”に話題が集中した。（数字はビデオリサーチ調べ）
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　日本列島が明るい話題で覆われた。４年ぶりに世界女王に返り咲いた安藤美姫が視聴率でも“金メダル”を獲得した。３０日、女子フリーの平均視聴率２９・３％（関西２８・３％）は、放送したフジ、関西テレビにとって今年最高の視聴率。１１年全体では、１月２５日にテレビ朝日系で放送されたサッカー・ＡＦＣアジアカップ日本対韓国戦の３５・１％などには及ばなかったものの、５位にランクインした。
　瞬間最高は、午後１０時５分、安藤がフリーの演技を終え、暫定１位の得点が出た直後の３５・５％。銀メダルに終わったキム・ヨナ（韓国）の演技を残していたものの、国民の期待感が表れた形だ。ちなみに、関西は午後９時３７分、浅田真央の暫定１位の得点が出た直後の３３・１％だった。
　また、２９日に放送した女子ショートプログラム（ＳＰ）の平均は２７・８％（関西２４・６％）とこちらも好結果。瞬間最高は午後１１時８、９、１０分、浅田真央の演技終了後から採点結果が出るまでの３６・３％（同３５・０％）だった。
　高視聴率の“常連”であるフィギュアスケートには及ばなかったものの、ＳＰと同日に放送された英国王室ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式もお茶の間をくぎ付けにした。平均は２３・５％（同２３・４％）で、フィギュアのフリー、ＳＰに次いで週間トップ３に入った。瞬間最高は午後８時３０分。エリザベス女王がバッキンガム宮殿前で、馬車から降りる場面の２９・９％（同２７・４％）。平均して高い数字をもたらしたのはキャサリン妃効果とみられる。暗く沈みがちだった日本に笑顔が戻った週末だった。

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