東北電力の株主が原発廃止求め議案提出

2011 年 05 月 02 日 18:39

　福島第一原発の事故を受け、東北電力の約２３０人の個人株主が、６月の株主総会で女川原発などの廃止を求めることになり、２日議案を東北電力に提出しました。
　原発廃止を求める議案を提出したのは、市民グループ「脱原発東北電力株主の会」です。
　原子力発電所については、３月の震災で福島第一原発で爆発事故が起きたほか、女川原発も重油タンクが倒れたり原子炉建屋が浸水したりと一時危険な状態に陥りました。
　こうしたことを受け、株主の会では反発を強めていて、６月の株主総会で株主約２３０人が東北電力の女川原発と、東通原発の廃止を求めます。
　株主の会が原発廃止を求めるのは、これが１６回目でこれまでは全て否決されています。
　提案について東北電力は「内容をよく検討し、対応する」とコメントしています。