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【プロ野球】斎藤 デビュー3戦3連勝ならず 6イニング3失点、リード守り切れず2011年5月2日 紙面から ◆日本ハム3−3西武プロ入り最多112球の熱投は価値ある引き分けを呼び込んだ。球団では1962年の尾崎行雄以来49年ぶりのデビュー3戦3連勝を目指して先発した日本ハム・斎藤は6イニング3失点で勝ち負けはつかず。87年の近藤真一(中日)、00年の高橋尚成(巨人)、08年の唐川侑己以来、ドラフト制後4人目となるデビュー先発3戦3連勝も逃した。だが、苦手の帆足に負けなかったことは貢献度大。梨田監督も「十分の働き」と目を細めた。 それでも斎藤は「点を取られてからすぐに逆転してもらったので、その点を守りきれなかったことは悔しい」。2点リードの6回にフェルナンデスの適時打と坂田の犠飛で追いつかれ、この回限りで降板。反省の弁が口をついたが、確かな成長も見せた。課題に挙げ続けていたストレートが威力を増したのだ。 この日のMAXはプロ最速タイの144キロ。4回には西武の4番・中村から2球連続で直球で空振りを奪い、三振に仕留めた。本塁打王2度の大砲を力で抑え込み「今日の真っすぐなら行けるという感触があった。自信も少し付きました」と声を弾ませた。「指のかかりが良かった分、リリースポイントがバラバラになってしまった」と話すなど5四球を与える“副作用”もあったが、理想とする本格派に一歩近づいた感触もつかんだ。 今季最多4万2063人が詰め掛けたスタンドには、プロ入り後初めて兄聡仁(あきひと)さんも含めた家族3人がそろって観戦。前回登板後には早大時代の監督で、講演のため札幌を訪れていた応武篤良氏と会食もし、リラックスして臨んだ登板だった。お世話になった人たちの前で進化した姿を見せた斎藤。お預けになった3つ目の勝ち星は次回8日のソフトバンク戦(札幌ドーム)でつかみ取る。 (臼杵秀之) PR情報
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