財務省が2日発表した3月の一般会計税収は前年同月比0.6%減の2兆450億円だった。所得税収が減少したのが要因。財務省は、3月税収は2月までの経済活動に起因しており、東日本大震災の影響が出るのは4月以降と説明した。
たばこ税収が前年同月比59.4%増と大幅増となったのが目立った。増税した昨年10月1日時点での小売店の在庫に対する課税の納付期限が3月末のため、納付が集中した。
10年度税収の累計は31兆6222億円。見積額に対する割合は79.8%と、過去5年の平均を上回る。財務省は3月決算企業の法人税収が震災の影響で減る可能性が高く「6月まで税収動向を注視したい」としている。
毎日新聞 2011年5月2日 19時24分
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