三洋:パナソニックの完全子会社化…臨時株主総会で承認

2011年3月4日 13時52分 更新:3月4日 15時21分

三洋電機の佐野精一郎社長
三洋電機の佐野精一郎社長

 三洋電機は4日、大阪市内で臨時株主総会を開いた。4月1日付でパナソニックの完全子会社となる議案を承認した。三洋は3月29日付で上場廃止となる。パナソニック電工も2日の臨時株主総会で、完全子会社化を決めており、パナソニックは4月1日付で2社を完全子会社化し、グループ再編を進める。

 完全子会社化に必要な株主の3分の2以上の特別決議について、議決権ベースで80%超を保有するパナソニックなどが賛成する。三洋株1株に対しパナソニック株0.115株を割り当てる。

 総会で質問した株主からは「無念さと寂しさが胸にこみ上げる」と、三洋がパナソニックの完全子会社となることを惜しむ声が出た。佐野精一郎社長は「グローバルに戦える競争力のある企業にしていくための完全子会社化だ」と理解を求めた。【宇都宮裕一】

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