2011年3月4日 18時10分 更新:3月4日 19時20分
熊本県警は4日、熊本市内の3歳女児の遺体を遺棄したとして、熊本市兎谷1、大学2年、山口芳寛容疑者(20)を死体遺棄容疑で緊急逮捕した。県警は供述に基づき、熊本市内の川岸で女児の遺体を見つけた。山口容疑者は「スーパーのトイレで女の子を殺害した」と供述しており、県警は動機や殺害方法などを追及している。
県警によると、女児は同市清水東町、介護士、清水誠一郎さん(39)の長女心(ここ)ちゃん。
3日夜に熊本市高平のスーパーで家族で買い物中、心ちゃんがトイレに行ったまま戻らず、行方がわからなくなったため母親が110番した。
トイレ近くにあった防犯カメラには、心ちゃんがトイレに入った約1分後、リュックを背負った男が入り、しばらく後に出てくるところが映っていた。出てきた時には男のリュックがふくらんでおり、その後心ちゃんがトイレから出てくる映像は記録されていなかった。
防犯カメラの映像などから、県警は山口容疑者を特定。4日に任意同行を求めたところ、「女児を殺害して川に捨てた」と供述したという。
現場は、熊本電鉄北熊本駅の北約1キロの国道3号沿い。【澤本麻里子、遠山和宏】