2011年3月4日 23時11分
熊本市のスーパーで3日夜から3歳女児が行方不明になり遺体で見つかった事件では、短文投稿サイト「ツイッター」に3日深夜から、身長や服装などの特徴を伝え、情報提供を呼びかける書き込みが続いていた。
女児は同日午後7時半ごろ行方が分からなくなり、午後8時ごろ母親が110番した。午後10時ごろには、ツイッター上にスーパーの店名と「身長100センチ、赤の長ズボン、髪は肩まで」と外見の特徴を伝え「目撃された方は警察までお願いします」と呼びかける書き込みがあり、転送が繰り返された。
4日には、県警が聞き込みに来たとして「女の子が誘拐されたそうです」と、警察への情報提供を呼びかける別の書き込みがされた。この書き込みも500人以上に伝わったとみられる。
県警は当初、女児の生命に危険が及ぶ可能性があるとして、報道各社に取材を自粛する「報道協定」の申し入れを検討していた。しかし実際には、インターネットを通じて事件の情報が広く流れていた。【結城かほる】