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九電工鳥栖営業所に火炎瓶 2月に実弾郵送も | ||
2日午前1時半ごろ、鳥栖市神辺町の九電工佐賀支店鳥栖営業所の警備員から「火炎瓶が投げ込まれた」と110番があった。いったん火が上がったがそのまま消え、けが人や建物への被害はなかった。鳥栖署は火炎瓶処罰法違反(使用)の疑いで捜査している。
同営業所には2月中旬、拳銃のもとのみられる実弾1発が入った封筒が郵送されている。1月下旬には九電工も工事を請け負う「九州国際重粒子線がん治療センター」(鳥栖市原古賀町)の新築安全祈願祭用のテントや祭壇が燃やされる事件も発生。同署はこれらの事件の関連も含め調べている。
鳥栖署によると、当時社員はいなかった。敷地入り口の門は閉まっており、火炎瓶はフェンスの外から投げ込まれたとみられる。駐車場の路面2カ所に約50センチ×50センチの焼け焦げた後が見つかった。事前に九電工側を脅迫するような電話や手紙はなかった。防犯カメラの解析や不審な人物の目撃情報がないかどうか捜査している。
九電工(福岡市)は1944年設立。九州電力のグループ会社で資本金は約79億円。同社広報は「まったく心当たりがない。捜査に全面的に協力し、違法な行為に対しては毅然(きぜん)とした対応をしていく」とのコメントを出した。。 |
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2011年05月02日更新 |