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【芸能・社会】

美少女キャラで若者集めます 逆風のフェリーがPR作戦

2011年5月2日 08時46分

 南海フェリーが生み出した美少女キャラクター高野きらら(右)と阿波野まい(同社提供)

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 和歌山、徳島両港を結ぶ南海フェリー(和歌山市)が、オリジナルの美少女キャラクターを生み出した。いずれも高校1年生の「高野きらら」と「阿波野まい」。船旅になじみの薄い若年層へのPRを狙うが、高速道路料金の割引で苦境が続くフェリー会社を“萌えキャラ”がけん引できるか―。

 和歌山港そばの乗船券売り場に行くと、双眼鏡を手にしたセーラー服姿のきららのパネルと、両手を広げたまいの姿を描いたポスターが出迎えてくれる。

 誕生の背景には、2009年3月から始まった高速料金の割引がある。旅客や積載する車が減り、南海フェリーは約25%の減収になった。

 逆風が吹く中、同社や和歌山、徳島両県などでつくる協議会で昨年「少女キャラでPRしたらどうか」との意見が出た。和歌山市のイラストレーター、もえぎ若菜さんにデザインを依頼し、公募していた名前は3月に決まった。2人の名字は和歌山の高野山と徳島の旧国名が由来となった。

 同社の花井透取締役は「フェリーという選択肢が若い世代に浸透してほしい」と期待感を表明。今後、タオルや携帯電話のストラップなどのグッズを販売予定で「展開次第では2人の家族にもお出まし願うかもしれません」と話している。

(共同)
 

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