ローカルニュース

韓国人客呼び戻そう 安心安全PR、県民ツアー出発

2011年05月01日

 東日本大震災と福島第1原発の放射能漏れ事故の影響で、韓国から鳥取を訪れる観光客が激減している問題を受け、韓国・江原道で風評被害の排除に取り組むツアーが30日、境港を出発した。県民40人が参加。客足を呼び戻そうと、江原道の人たちと交流しながら「安心安全」のメッセージを発信する。

韓国に向けて出発した旅行団のメンバー=30日、境港市昭和町の国際旅客ターミナル

 鳥取県日韓親善協会連合会と在日本大韓民国民団県地方本部が「元気だよ日本! 元気だよ鳥取県! つなごう手を!」と銘打って企画。キャンセルが相次いでいる環日本海定期貨客船と米子―ソウル便の利用を促すのも狙い。

 一行は3泊4日の日程で、江原道・春川市の人たちと一緒に料理教室・食事会を開くほか、農業体験などを実施。大気も、水も、食べ物も安全という正しい情報を伝える。

 境港市昭和町の国際旅客ターミナルで結団式があり、旅行団長を務める同地方本部の薛幸夫団長が「貨客船もソウル便も県民にとって貴重な宝物。観光を盛り返すため、鳥取の人たちの元気な姿を伝えることが大切だ」と決意を表明した後、一行は定期貨客船で出発した。帰りは米子―ソウル便を活用する。



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