東北福祉大・伊藤が2勝目!5回無失点
サンケイスポーツ 5月2日(月)11時12分配信
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安定した投球で2勝目を挙げた東北福祉大2年の伊藤(写真:サンケイスポーツ) |
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公式戦2試合目とは思えない、堂々としたマウンドさばきで凡打の山を築いた。伊藤が5回を投げ、許した安打は1本のみ。自己最速タイの141キロの直球にスライダーとチェンジアップを駆使し、5奪三振無失点と宮城教育大打線を寄せつけなかった。
「(前回登板より)制球も球のキレもよくなった。リズムよく投げられたのが収穫です」
納得の表情を浮かべた。公式戦初登板だった先月25日の東北大戦は、5回を3安打6奪三振で初先発初勝利。これで2試合10回を投げて無失点、防御率は0・00だ。
昨年まで投手陣の中心だった森山一茂(NTT東日本)、桑鶴雄太(鷺宮製作所)が卒業した。エース中根祐二(4年)は健在だが、伊藤ら登板経験の少ない投手の奮闘がチームには必要。日本文理高で09年に春夏連続で甲子園出場し、夏の大会で準優勝経験のある伊藤に大きな期待がかかる。
昨年は登板機会がなかったが、9連覇中のチームのなかで「負けてはいけない雰囲気のなか、チャンスは一度しかないという緊張感があります」と意識の高さを痛感した。チームは東日本大震災の影響で、3月中旬に関西遠征中の大阪市内で一時解散。伊藤も新潟県内の実家に戻り、先月11日に全体練習を再開したばかりだったがブランクを感じさせなかった。
「低めに投げていたのがよかった。現時点では合格点です」
山路哲生監督(44)も高評価だ。通常のリーグ戦は勝ち点制だが、東日本大震災の影響で今季は2回戦総当たりの勝率制に変更。1敗の重みは例年以上にあり、先発投手の責任は重い。
「先発を任されたら勝つために貢献したい。このまま勝ち続けていきたいです」
力強く語った。甲子園準V右腕がさらなる成長を続け、これからもチームを勝利に導く投球をみせる。
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最終更新:5月2日(月)11時19分
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