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【国際】

韓国「現代版の徴用」 福島の住宅建設 労働者募り反発

2011年4月26日 朝刊

 【ソウル=辻渕智之】韓国の建設関連会社が、東日本大震災の被災地で仮設住宅を建設する作業員百五人を募る広告をネットに掲載した。ネット上で「放射能不安から日本人も敬遠する地域に韓国人を派遣するのは、現代版の徴用」との反発が広がった。韓国メディアが二十五日伝えた。

 徴用は、戦争中、国民などを強制的に兵役以外の一般業務につかせることを指す。

 ソウル新聞によると、勤務地は福島県で月給六百五十万ウォン(約五十万円)。宿舎や航空代付きで食事の材料は韓国から空輸する。ネット上には、「なぜ日本人ではなく、韓国人なのか」との批判が集まった。

 募集した会社は「日本で人手が足りないのではなく、事業の利益があるので参加するだけ」と反論、二十四日までに八十人余の応募があったという。広告は三日間で削除された。

 

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