労働者の祭典「メーデー」の集会が1日、兵庫県内各地で開かれた。東日本大震災を受け、今回は多くの会場で被災地支援を前面に掲げ、デモ行進などを展開。阪神・淡路大震災を経験した兵庫からの連帯を強くアピールした。
連合兵庫などは、神戸市中央区の大倉山公園で県メーデー神戸中央大会を開催した。被災地の復興に向けて雇用の創出などを求めるメーデー宣言を採択し、デモ行進や街頭募金で支援を呼びかけた。
兵庫労連などによる県中央メーデーは神戸市中央区の東遊園地であり、被災者の公的支援の充実を訴えたほか、福島県の労連幹部が現状を報告した。また、神戸地区労や個人で加盟できるユニオンは阪神・淡路を機に始まった被災地メーデーを同市長田区で催し、震災関連の展示などを通じて支援拡大を強く訴えた。
この日は阪神間や播磨、淡路地域でも、メーデーの集会が開かれた。
(宮本万里子)
(2011/05/01 18:18)
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