世界最大の総合格闘技イベント『UFC』のミドル級トップファイターとして活躍する岡見勇信(29)が1日、開催された同大会の実況番組に都内で出演後、同級の絶対王者アンデウソン・シウバ(36)への挑戦が予定される「UFC134」(現地8月27日、ブラジル・リオデジャネイロ)での王座奪取を宣言した。
シウバは06年10月から王座に君臨。8連続防衛、13連勝、4年半の王座在位期間と、UFCの記録を更新中だ。岡見は昨年11月に挑戦権をかけた試合に勝ち、王者の故郷にして日系人も多いブラジルでの決戦が実現の方向で調整されている。
岡見は「アンデウソンを想定して練習している。経験の差をどう縮め、追い越すかが課題。相手をのみ込む気持ちで挑む」と表明。06年1月にハワイで行われた別の興行では岡見が反則勝ちしている。“格闘技界のメジャーリーガー”は「格闘技人生の集大成としてすべてを出し切る。UFCの王者になれば喜んでくれる人もいる」と震災の被災者を気遣いながら、日本人初の快挙を誓った。
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