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菓子製造販売会社「亀屋万年堂」(東京都目黒区)の会長・引地良一さん(68)が同区の自宅で首をつって死亡していたことが1日、警視庁碑文谷署への取材で分かった。同署は自殺とみて調べている。同社は、プロ野球の福岡ソフトバンクホークス会長の王貞治氏(70)が現役だった巨人時代にCM出演した洋菓子「ナボナ」などを販売。経営は順調だったと見られるだけに、突然の訃報に王さんや関係者もショックを受けているという。
碑文谷署によると、4月30日午後6時頃、階段の手すりで首をつっている引地さんを、帰宅した妻(62)が発見した。病院に搬送されたが、まもなく死亡が確認された。
同署は遺書が見つかっていることなどから自殺とみて調べている。5月1日午後3時半頃には、引地さんとみられる遺体が男性5人にかかえられて目黒区の自宅内に運び込まれた。同社の広報担当者は「詳細を確認中で何も答えられない」と話しており、葬儀なども「未定」としている。
同店は、1938年に東京・自由が丘で創業した和・洋菓子屋。引地さんは、創業者・末治さんの長男として生まれ、同社社長を経て、2002年から会長を務めてきた。現在は首都圏を中心に約70店を展開。同社によると、この日も全店舗で通常通り営業したという。
同社の社長は、元巨人外野手で、コーチや2軍監督も務めた国松彰氏(76)。同社創業者の長女・寿子さんと63年に結婚し95年から副社長、2002年から現職を務めている。
その縁で、巨人時代の王貞治氏が67年から洋菓子「ナボナ」(63年発売)のCMに出演。「ナボナ」はソフトカステラにチーズ、パイン、コーヒー風味などのクリームを挟み込んだ菓子。王氏が「ナボナはお菓子のホームラン王です」と笑顔でPRしたことで、世間の認知度は格段にアップした。
王氏はその後も同社商品のCMに出演。現在も、自由が丘総本店には王氏のポスター、サインなどが飾られている。関係者によると、王氏は30日に会長の悲報を知らされ、驚き、ショックを受けたという。
帝国データバンクなどによると、同社の昨年9月決算期は、1875万6000円の利益をあげるなど増収増益で、財政面は無借金状態としている。
(2011年5月2日06時02分 スポーツ報知)
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