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枝野官房長官の会見全文〈21日午後4時〉(5/8ページ)

2011年4月22日0時31分

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 ――東電の賠償問題で、電気料金の値上げはあるか。

 まだ現段階でそういった具体的なことを申し上げる段階ではない。きちんと損害を受けられた皆さんに責任を持って補償する。補償にあたっては、法律に基づいて一定額まで国がいわゆる保険的な形で負担する部分に加えて東電の負担については東電がしっかりと全ての賠償を行うこと、それから首都圏に対する電力供給をしっかり継続して今後も行っていくことを確保するために国としての支援をしっかり行うことまでははっきりしているが、その上での具体的な基金の確保の手法などについてまだ、その段階まではいってない。

 まずはできるだけ早く、特に避難をされている皆さんに対して仮払いにとどまらない補償をできるだけ早く、あるいは出荷規制などを受けられている皆さんへの補償をできるだけ早くということを優先して議論している。

 【母乳から放射性物質】

 ――市民団体の調査で千葉と茨城の母親の母乳から放射性物資を検出したと。政府として調査や基準を設ける考えは。

 母乳からそういう観測が出たことは承知している。その上で、厚労省などに改めて検討させたが、当然母乳に出るということは、食べ物、水の摂取に起因するわけだが、それについては、飲食物や環境などの測定もしっかり行われている。水道水も基準以下だが一時期高い時期あったが、その後問題ないレベルに下がっている。

 ということを考えると、妊娠中、授乳中の方についても、そうした時期と思われる今回の調査でも、いわゆる水などの基準値を大きく下回っている状況なので、普段通りの生活行って頂いて、過度な心配なさらなくても大丈夫な状況であると判断しているが、とは言っても、お母様方にとっては心配だと思うので、私の方から、母乳についての念のための安全性チェックのために、一定の調査を行う必要があるのではないかと厚労省に指示したところだ。

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