修行場(A.A)
ここは挫折を繰り返した末、 漫画家を目指し始めたばかりの超初心者の管理人が BL漫画の勉強をするブログです。 怠慢な性格なんですが、 地道にマイペースにやっていきたいと思っています。
今回のお勉強は、感覚の勝負です。
プロを目指している同志にはぜひ知ってほしいコトだったので
記事に載せました。
本当にプロになりたい方には役に立つと思います。
キャラクターの表情や感情を印象付けたい場合って
『アップ』の構図を使う場合が多いと思います。
ショックを受けた表情とか、可愛く笑った表情とか。
みなさんなら下の漫画でどのコマに印象を強く持つでしょうか?
でも『絵力』で読者を惹きつける実力を持たない漫画家志望の
私たちは小細工をしないとせっかくのキャラクターのアップを
さらーっと読み流されちゃいます。
実はキャラクターの表情と印象を『薄く』してしまう
できれば避けたい『顔のアングル』が存在するんです。
コレは漫画家・アニメーターからハリウッド映画まで
幅広いジャンルで避けられているアングルなので、
本当にそのアングルは印象が薄くなってしまうんでしょう。
この下からは構図・構成のお勉強会みたいなものなので、
興味のない方や影響を受けた言くない方はここまで。
ピンクの面が顔だと思ってください。
実は顔の面が『45度』の斜め顔って
一番印象が≪薄い≫アングルなんです
その理由は映画では構図上撮影しやすいためであり、
漫画の理由では≪もっとも描きやすいアングル≫であることが
理由のようです
皆さんもこの45度のアングル表情は
描きやすくて多用しているのではないでしょうか。
みーんなが1作の漫画の中で多用しすぎているから、
印象が薄くなってしまったワケです
普通のコマでは全然使っても構わないんですよ。
でもキャラクターの表情や感情を表現したい場合には
できれば避けたいアングルなんです。
持ち込みや投稿した方なら多分、
編集の方に「ここのアップは表面顔で!」なんて
言われた経験があるんじゃないでしょうか
それには様々ある理由の中で、
こういう意見も含まれているワケです。
『あなたの漫画で一番多く描かれているアングルを
わざわざアップにしても印象薄いでしょ!!』
だから正面や横顔のアップ顔を採用するんです。
自分の描いてる漫画では45度アングルは少ないから
描いても印象に残るはず・・・なんて甘い考えを私は持ってたんですけど、
そんなこじつけ、読者や編集には通用しないコトを痛感しました。
今回の例として載せた漫画では1コマ目のアップ顔は
わざと45度アングルにして読者の視線をさらーっと流して、
最後のコマのアップ顔を目立たせる構成にしました。
それを考えると
1コマ目はアップである必要はありませんよね。
なんて無意味なアップでしょう。
訂正の余地ありです。
実は、もうひとつキャラクターの感情や表情を
印象付けるための大事なテクニックがあるんです。
けど
ちょっと長くなっちゃったんで、
今日はここまです。
内容が内容なんで、
この続きはご希望の方がいらっしゃった場合にのみ
載せようと思ってるのでご了承ください。
過去拍手・コメント本当にありがとうございました!!
めちゃくちゃ嬉しいです!
コメントを下さった方は、
この記事の右下に小さく書いてある「続きを読む」をクリックして
コメントの返事をよんでください!
ホントにありがとうございました!!
一刻も早い被災地域の復興を願います。
あなたもこの失敗しちゃってるかもしれませんよ~?
『選外』をくらっちゃう漫画のほとんどが失敗しちゃってる失敗の紹介です。
これは以前の視線誘導の勉強で使った漫画の1ページです。
実はこのページに、プロを目指すなら絶対にやってはいけない
『最悪の失敗』が混ざってるんですッ!!!
どのコマがどんな風に失敗してるかわかりましたか?
ちょっと考えてみて、どのコマがどういう風に間違っているのか
自分の意見を持ってから、下の記事を読むのをオススメします。
失敗が失敗だと気づかず → 人に言われてようやく気付く、
でも次にはやっぱり同じミスをしてしまって → また人に言われて気づく。
なんて感じの悪循環を回避するのに
『漫画の構図・構成を冷静な目で観察する』クセをつけるのが
非常に有効なのだそうです。
この先は漫画の構図・構成のお勉強会みたいなモノなので
興味のない方や、影響を受けたくない方はここまで。
さて、どのコマが修正されているのかお分かりいただけましたか?
読者にとって『読みにくい作品』とは
視線誘導が失敗している漫画を指すんです。
面白い・面白くないという課題以前の問題です。
雑誌の数ある投稿作品の中でも『読みにくい』という理由で
1~2ページを読んだだけではじかれてしまう作品は星の数ほどあるそうです。
アンナは『読みやすい漫画』を描けるようになることを
目指すように母や元・編集さんに指示されて、今に至ります。
5~6作品程度でプロになれるんじゃないかなぁーっていう
私のスケベ心をあの人たちは見透かしていたんですねぇ
あ、話がそれちゃいましたね。
それじゃ、本題に入ります。
視線誘導の失敗には『2パターン』あるそうです。
① 次のコマに視線を運ぶ対象がない
② 次のコマに視線を運ぶ対象がたくさんありすぎて
どれを先に読むのかわからない
まずはこの大まかな『2パターン』の失敗をなくすことから
漫画の構図・構成のお勉強は始まります。
私の漫画では①の失敗パターンを
1コマ目からやらかしまっていたんです。
次のコマに視線を運ぶ対象がない。って・・・どういうコト??
はい!これが絶対にやっちゃいけないダメなパターン!
めちゃくちゃ恥ずかしいです・・・
この赤線とピンクの線を引いたのは知り合いの元・編集さんです。
アンナの漫画のネームはいっつもこんな感じで修正されてしまいます。
赤線と赤文字だらけです。
まずは1コマと2コマに位置するキャラクターたちの配置に注目してください。
このキャラクターの配置が漫画を『読みづらいモノ』にしてしまってるんです
つまり『視線を運ぶ対象がないからスムーズに漫画を読めない』
この失敗をやらかしているかどうかの確認の作業の仕方を紹介します。
まず並んでいる2コマをつないで、右上から左下に対角線を引きます。
これが失敗を確認する重要な軸になります。
そこからキャラクターと次のコマのキャラクターに、
読者が目移りする時の『視線の道』をピンクで引きます。
ここまではお分かりいただけましたか?
そしたら次は
≪赤い線で右上から左下へ引いた対角線≫と
≪ピンクで引いた読者が通る視線の道≫
この二つの線が交差する場所を赤の二重印で示しているので
その位置をもう一度、上のイラストでチェックしてみてください。
実はこの二重印が1コマ目に来てしまっているのは
絶対にやっちゃいけないんです。
なぜなら、それは読者の視線が次の2コマ目に
つながっていないコトを示しているから。
前回の視線誘導の勉強の時には
ちゃんと読者は視線を追ってくれてました。
それは視線誘導の『対象』にふきだしを加えていたから。
でも、読み続けたら疲れちゃうんです。
すらーっと軽く読み流しても漫画の内容が伝わるような
読者にやさしい構図・構成を考えなきゃいけない。
だからこの失敗はやっちゃいけない。
読めるけど読みづらい。
つまり、そういうコト
だから読者が読みやすいようにキャラクターの位置を変えて、
赤い二重印が次の2コマ目にくるように修正したんですねー。
この失敗は『違和感』として読者に残ります。
何回も何回もやっちゃうと『読みづらい漫画』として
読み進めてもらえなくなります。
スムーズに読めないんだから当たり前ですよね。
今、漫画を描いている人は、
もう一度チェックしなおしてみてください。
多分、やっちゃってる人多いと思います。
漫画を描きなれている人は、『違和感』を感覚でわかっているので
やらないそうです。
でも漫画を描きなれてない人は知らず知らずにやっちゃってる。
私はめちゃくちゃやっちゃってましたよー。
ショックでした。
今日はここまで。
長くなっちゃいましたね。ごめんなさい。
コメントや拍手をもらえた場合にのみ、
こんな感じでお勉強会は開くので、その時はお付き合いください。
こんな長い記事をここまで読んでくれてありがとう!!
一刻も早い被災地域の復興を願います。
過去拍手本当にありがとうございました!!
漫画のコマにどういう構図の絵を入れようか悩んでいる方が
多いようです。
もちろん、私もその一人です。
でも実は漫画のコマ割りと構図&構成には最低限のルールがあるんです。
その『ルール』はプロはできて当たり前、
アマチュアはできて一人前。本当に最低限の漫画のルールです。
そのルールについて、ちょーっと何回かに分けて勉強していこうと思います。
プロになりたいって思っている方は
絶対に学んでないといけない最低限の知識です。
① 『視線誘導』とは何か?&構図の黄金比率
② 漫画の構成で絶対の絶対にやってはいけない2つの失敗
③ 『視線誘導』でコマの時間を操作する方法
漫画の構成・構図について勉強してほしいって声が
たくさん届いているので、ちょっと寄り道しようと思います。
お役に立てられればいいんですけど。
ここから下は漫画の構成のお勉強会みたいなモノなので
興味がない方や、とくに影響を受けたくない方は
ココまでです。
上の漫画は管理人・アンナの漫画の1枚です。
プロの方の漫画で勉強した方が全然良いんですけど、
著作権の問題でブログには載せられません。
だから私の漫画で我慢してください・・・
ガンバリ屋の新米教師とめんどうくさがり屋の生徒のラブコメです。
ストーリーやデッサンは今回問題ではないので、
漫画の構図だけに注目してくださいねv
2コマ目から3コマ目への視線移動がわかりづらいかもしれません。
本当に素人でごめんなさい!!
みなさんは『視線誘導』ってご存知でしょうか?
知らない方のためにちょっと説明したいと思います
漫画って右上から左下に向かって読むモノでしょ?
漫画を読んでいる人は無意識にどこのコマを次に読むのか
わかってるんです。目が勝手に次のコマに行くでしょう?
そして私たち漫画描きはその読者の『無意識の視線』を操れなくちゃ
いけないんです。
視線を操れなくちゃ読者は、見てほしい情報やアイテムを見逃します。
それは絶対に防がなきゃダメ。
それが『視線誘導』と呼ばれる読者の視線をコントロールする技術。
ページをめくった読者が真っ先に目に入るのは何かわかりますか?
読者は『キャラクターの顔』と『ふきだし』に
無意識に目を向けるんですッ!
てゆーか、描き手が小細工をしないとその二つしか見てくれません!!!
そして特定の手の演技にも読者は無意識に目を向けるコトもあります。
あッ!忘れちゃいけない。
あとスケベ心をくすぐる『エッチ』なシーン。
パンチラとか胸の谷間とか。アレとかコレとか。
エロは磁石のように読者の視線を引き付ける力を持ってます。
それじゃあ、さっそく読者の視線がどう動いているのか
実際に見てみましょう。
赤い丸印が読者が注目する『対象』。
そしてピンクのラインが読者が次の『対象』に目移りするときに移動する道です。
どうでしょうか?
目線は右上から左下に向かって自然に移動してしまっていたでしょうか?
注目してほしいのは、読者の視線がページの隅から隅まで
有効に移動されているコト。目を向けられてないコマがないコトですね。
そして、『見せコマ』(そのページでもっとも注目してほしいコマ)には
読者の視線を表す赤い丸印が1つしかないんです。
他のコマとの差別によって『見せコマ』は際立つことになります。
1コマの中に対象物が1つしかないから
読者の目が一瞬そこで止まるし見て流すこともなくなります。
これは利用しない手はありませんよ!!
難しいですよねぇ。
ごめんなさい。半人前のわかりづらい素人の漫画で。
キャラクターの顔とふきだし以外のモノを読者に見せたいときは、
この『ピンクのライン上』に見せたいものを描くことで
読者の目に自然に入るコトになります。
それと『見せたいものだけ』をアップにして描いた1コマを
描くのも非常に有効です。
覚えておきましょう♪
さて、最後にもう一つ。
描きたいものが決まってるのに、
コマの中にどういう構図で描けばいいのかわからなくて
困っている人のために。
構図の黄金比率について学んでみましょう!
実は構図には有効な配置ポイントが存在するんです。
それが黄金比率。
その配置ポイントの上に読者に見せたいものを描くように心がければ
どういう構図で描こうかという悩みはある程度は選択が狭まられるのでは?
配置する場所が決まったら、あとはアップかロングで描くか。
上から見下ろす視点で描くのか、下から見上げる視点で描くのか。
それらの悩みも周りのコマを見比べてバランスを考えたら、
自然とどういう風に描くのか定まってくると思います。
ではその黄金比率の配置ポイントを見てみましょう。
1つのコマを9分割した図です。
ピンクの丸印が8個ありますね。
この8個のいずれかの上に読者に印象付けたいモノを描くんです。
丸の大きさが違うのは、大きい丸の方が
より読者の目に留まりやすいのを表しています。
読者に見せたい『小道具とか』などもこの黄金比率の上に描くことで
より印象強く、読者の心に残ります。
構図の差別化に非常に役立つので、
だまされたと思ってぜひ一度、この方法を使ってみてください。
長くなっちゃいましたね。
ここまで読んでくれている人が居たら本当に神様ですね。
ありがとうございますッ
今回の記事は参考にはならない漫画を例にしてしまったので
本当に申し訳ないです。
これの続きの記事はご希望の方がいらっしゃった場合にのみ
載せようと思っています。
この記事、消す可能性もあるんでご了承くださいね。
過去拍手・コメント本当にありがとうございましたッ!!
本当に励まされました!!
本当にありがとうっ!!!
一日も早い被災地域の復興を願います。