事件【放射能漏れ】一時帰宅「世帯2人」容認 20キロ圏内 3日に予行2011.5.1 23:48

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【放射能漏れ】
一時帰宅「世帯2人」容認 20キロ圏内 3日に予行

2011.5.1 23:48

 東京電力福島第1原発の事故で、20キロ圏内の警戒区域から避難中の9市町村の住民を対象に行う一時帰宅について、国は1日、市町村長の判断で「各世帯2人」の立ち入りを認める考えを福島県や9市町村に伝えた。ただ、実施時期は当初見込みよりも遅れ、今月中旬以降にずれ込みそうだ。

 3日には、国、県、市町村の担当者が参加し、試行的に警戒区域内に入り、実際の流れや問題点を検証する。当日は川内村に集まって防護服に着替え、実際と同じようにマイクロバスで20キロ圏内に入る。

 この方針は、福島県郡山市内で市町村の実務者と行った調整会議で示された。国側は安全上の理由で「各世帯1人」を崩さなかったが、住民や市町村の最大の要望だった「2人」を受け入れた。一部からは「判断を地元に委ねるのは無責任」といった声も出たという。

 出席者によると、乗用車の持ち出しについても「できる限り要望を実現したい」と国側が理解を示した。ただ、車両の故障も懸念されるため、車両の実態を調査し、持ち出し条件を詳細に詰めることを確認した。

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