NHK宮城県のニュース　仙台放送局

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地盤沈下で東京から土砂搬入

地盤沈下が深刻な宮城県気仙沼市で、浸水している道路をかさ上げするための土砂が不足して、周辺の採石場では調達できなくなり、１日朝、急きょ東京から運び入れました。
気仙沼市では、海沿いの地域を中心に地盤沈下が深刻で、広い範囲で道路が浸水してトラックが通れなかったり、大型機械が運び込めない場所があり、がれきの撤去などが思うように進んでいません。市では、こうした道路をかさ上げするために市の周辺の採石場から土砂を運び入れていましたが、あまりにも対象の道路が多いため土砂が足りなくなったとして、１日、東京から急きょ、大型船で取り寄せました。
１日朝に気仙沼港に運ばれてきた土砂はおよそ２３００トンで、クレーンを使って４時間かけて港に降ろしていました。
国土地理院の調査では、気仙沼市では海沿いの唐桑地区で最大７４センチの地盤沈下が見られ、広い範囲が浸水していたり、大潮の場合に浸水する恐れがあり、市では、今後も東京から土砂を運び込み、浸水した道路のかさ上げにあたることにしています。
道路工事会社の責任者の橋場徹さんは（４９）「道路がなければ復興も進まないので、大型連休も休まず作業をしたいと思います」と話していました。

05月01日　14時43分

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