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東日本大震災:GWの新規ボランティア受け付け中止相次ぐ

名古屋市から到着し翌日の活動に備えてテントを張るボランティア参加者ら=宮城県石巻市の石巻専修大で2011年4月28日午後5時57分、小林努撮影
名古屋市から到着し翌日の活動に備えてテントを張るボランティア参加者ら=宮城県石巻市の石巻専修大で2011年4月28日午後5時57分、小林努撮影

 ゴールデンウイーク(GW)中は被災地へ、県外から多数のボランティアが入り、支援作業を行う見通しだ。このため、ボランティアを受け入れている被災地の災害ボランティアセンター(VC)では、期間中の新規受け付けを中止するケースが相次いでいる。多数の申し込みを受けて、宿泊場所や派遣手段の確保ができないほか、交通渋滞の原因にもなりかねないためだ。多くのVCが「ボランティア休暇などを利用してゴールデンウイーク後に来てほしい」(宮城県石巻市VC)と呼びかけている。

 連日1000人以上のボランティアを受け入れてきた石巻市VCや気仙沼市VCなどが27、28日、相次いで受け入れ中止を決め、サイトなどで公表した。宮城県岩沼市VCや岩手県遠野市VCは、ゴールデンウイーク中も県外からの個人参加を受け入れる予定だが、「VCなどに待機のままになる可能性もある」という。

 被災地で活動拠点を確保している団体の中には、ゴールデンウイーク中の活動を受け入れている場合もある。石巻市で活動する国際交流NGO「ピースボート」(東京都)は新宿発着のバスで移動し、5月2~6日の日程で活動する短期ボランティアを募集している。希望者は、30日に渋谷区内で行う説明会(14時~)への参加が必要で定員の残りは約40人分。申し込みは同NGO(03・3363・7967、10~19時)。【山田泰蔵】

毎日新聞 2011年4月28日 20時38分(最終更新 4月29日 0時42分)

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