【在日 外国人参政権を考える】(5)帰化手続きの緩和 書類厚さ数センチ…あまりに煩雑 (1/3ページ)
2010.4.6 22:11
琵琶湖畔に事務所を構える「近江渡来人倶楽部」。古代に朝鮮半島からの渡来人が多く移り住んだ滋賀県の在日コリアンらが、多文化共生社会のモデルを目指す目的で平成12年に設立した任意団体である。
代表を務めるのは、在日2世の河炳俊(ハ・ビョン・ジュン)さん(62)。現在、在日本大韓民国民団(民団)が推進している永住外国人の地方参政権獲得運動には「消極的賛成」の立場だ。
河さんは「私は投票権を行使したいとは思わない。あって悪くはないが、民団が血眼になっている意味が分からない」と語る。参政権よりも、日本人との真の共生に向けた国籍選択権の方が在日コリアンに必要だと考える。
現在の国籍法では、戦前から日本に在留する人とその子孫を対象とした特別永住者の在日コリアンが日本に帰化する際も、原則として一般外国人と同じ手続きが課される。
最近帰化した在日コリアンによると、自分の履歴や給与などの証明書類、家系図や親族を含む前科の有無まで、厚さ数センチ分の提出書類を仕事を休んで集めた。それでも提出までに2カ月半、帰化が認められるまでに半年かかった。親族の中にあまりの煩雑さに断念した人もいるという。
在日2世だった鄭大均首都大東京教授(61)は「在日は外国人意識が希薄だからこそ、手続きの煩雑さや(制度の)同化主義的な性格に心理的抵抗を覚えやすい」と語る。自らも日本国籍を平成16年に取得した際、普段から使用する「鄭」の字が申請当時は人名・常用漢字になかったため、新たな名前が一時必要になったという理不尽な体験をした。
今は行政上の運用で特別永住者に対して提出書類を一部免除する簡易化が進んでいる。だが、河さんはまだ不十分と指摘する。
「在日はかつて差別を受けた歴史的経緯がトラウマとなり、日本に恭順の意を示すような帰化にアレルギーがある。今の法務大臣による許可制を届け出制にすれば、在日の屈辱感は解消されるはず」
河さんはただちに在日全員に日本国籍の取得を求めているわけではない。「時限立法ではない形にして、取得するかどうかは各人の自由にする」という選択権を与えるものだ。
参政権付与に反対する有識者の間でも「反対するだけでは本当の解決にならない」として帰化促進を提案する動きがある。民間シンクタンク「国家基本問題研究所」は2月、特別永住者の帰化では、本人確認書類に加え、善良な国民になることを誓う宣誓書や動機書などの提出だけにする「特例帰化制度」の導入を提言した。
帰化手続きの緩和という目的では河さんの提案と一致する。だが、国基研は帰化を「日本という政治的運命共同体の正式メンバーになる」と位置づけ、許可制を維持した上で実施期間を区切る。特別永住という特殊な地位の“廃止”まで視野に入れている点に明確な違いがある。
【用語解説】国籍法で定める帰化条件
引き続き5年以上日本に住所がある▽素行が善良▽自己か配偶者、その他親族の資産や技能で生計を営める▽政府を暴力で破壊することを企図、主張し、またはそうした政党・団体を結成、加入したことがない-などが通常の帰化許可申請の要件。各種証明書類を法務局に提出して申請、審査・面接がある。法務大臣の許可が下りるまで通常半年~1年程度とされる。
なんて書いているけれど
在日特権は?在日は税金払わないのに沢山のお手当て特権とか免税とか公共料金払わなくてすむのに甘やかし!
[地方税] 固定資産税の減免 [特別区] 区民税・都民税の非課税 軽自動車税の減免 [年 金] 国民年金保険料の免除 心身障害者扶養年金掛金の減免 [都営住宅] 共益費の免除住宅 入居保証金の減免または徴収猶予 [水 道] 基本料金の免除 [下水道] 基本料金の免除 水洗便所設備助成金の交付 [放 送] 放送受信料の免除 [交 通] 都営交通無料乗車券の交付 JR通勤定期券の割引 [清 掃] ごみ容器の無料貸与 廃棄物処理手数料の免除 [衛 生] 保健所使用料・手数料の滅免 [教 育] 都立高等学校 高等専門学校の授業料の免除
在日がいままで要求してきた内容
- ○:実現済み。△:実現中。×:要求中。
- ○1.公文書への通名使用可(在日隠蔽権獲得)
- ○2.永住資格(非権利)
- ○3.犯罪防止指紋捺印廃止
- ○4.所得税・相続税・資産税等税制優遇
- ○5.生活保護優遇
- ○6.永住資格所有者の優先帰化
- ○7.民族学校卒業者の大検免除
- ○8.外国籍のまま公務員就職
- ○9.公務員就職の一般職制限撤廃
- ○10.大学センター試験へ韓国語の導入
- ○11. 朝鮮大学校卒業者の司法試験1次試験免除
- △12. 民族学校卒業者の無審査公私高校受験資格
- ×13.在日外国人地方参政権
- ×14. 公務員就職の管理職制限撤廃(これは9と同じか?)
- △15. 掛け金無しで年金受給可能
- ○1.公文書への通名使用可(在日隠蔽権獲得)
外国人参政権で激論 臨時全国知事会議
2010.4.6 20:17
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100406/lcl1004062018002-n1.htm
永住外国人への地方参政権(選挙権)付与問題を中心に議論する臨時の全国知事会議が6日午後、東京都千代田区の都道府県会館で開かれた。議論は午後2時から午後5時過ぎまで、休憩なしで3時間以上にわたり、活発な意見交換が行われた。
参政権問題で、東京都の石原慎太郎知事は「外国人の参政により地方行政が影響を受け、国家にも影響を及ぼしかねないため東京都は絶対に反対する」と表明。
一方、熊本県の蒲島郁夫知事は「積極的に参加させることにより、帰属意識を高めることが重要」と賛成意見を述べるなど、賛否両論が繰り広げられた。
会議では、参政権問題の議論に約1時間を費やし、憲法解釈から国防問題まで幅広い意見が出されたが、「結論を出すにはまだ議論が必要」として、知事会としての意見の統一には至らなかった。