米軍普天間基地問題で迷走し、先週のワシントン訪問では、オバマ米大統領と約10分のやり取りしか交わせなかった鳩山由紀夫首相。米紙にこの立ち回りを「不運で愚か」とこき下ろされてしまいました。では、米政府内ではどんな鳩山評が飛び交っているのでしょうか。決して表だっては口に出さない本音を探ってみると――。
■米紙報道に8割超が「同感」
首相を酷評した米紙ワシントン・ポストの記事は日本メディアも取り上げ、国内で波紋を広げました。今回の投票では、この報道に同感するとの答えが84.7%と大勢を占めました。その一方で、平野博文官房長官は15日の記者会見で「いささか非礼な面があるのではないか」と、不快感を示しました。
そこで気になるのは、この報道がどのくらい米国内の空気を映し出しているのかです。これは人気コラムニストによる署名記事であり、社説ではありません。掲載されたページもさまざまな論評をのせる「オピニオン面」ではなく、ふつうのニュース面です。つまり、ワシントン・ポストとしての意見というよりも、コラムニスト個人の見方を紹介した色彩が濃そうです。
(中略)
読者の声からも、首相への厳しい視線が改めて浮き彫りになりました。印象的だったのは、米国に自国の指導者を批判されるのは不愉快だが、ここまでくれば仕方がないという意見が多いことです。「きつい批評だが、的外れとはいえない」「これだけ酷評されれば普通は抗議したくなるが、鳩山首相の場合は妙に納得する」。一方で「アメリカに言われる筋合いはない」と、強く反発するコメントもありました。
◇ ◇ ◇
今回のアンケートでの鳩山内閣の支持率は11.8%でした。
http://www.nikkei.com/
念のため、東京に駐在する外国人特派員の声を拾ってみましょう。
米欧の有力紙のベテラン記者は「ワシントン・ポストの記事は読んだけど、
あれはまじめな社説や論評ではない。
ユーモアを交えた政治コラムであり、政治家を皮肉ることは欧米紙では
よくあることだ」との反応が返ってきました。さらに
「中国の胡錦濤国家主席が攻撃されたこともある。日本人は
外国の目を気にしすぎでは」とも言います。
それでは実際に政策に携わるオバマ政権内の人たちは、
鳩山首相をどうみているのでしょうか。当然ながら、
米政府当局者らは決して、公の場で首相を
批判するような発言はしていません。
念のため、東京に駐在する外国人特派員の声を拾ってみましょう。
米欧の有力紙のベテラン記者は「ワシントン・ポストの記事は読んだけど、
あれはまじめな社説や論評ではない。
ユーモアを交えた政治コラムであり、政治家を皮肉ることは欧米紙では
よくあることだ」との反応が返ってきました。さらに
「中国の胡錦濤国家主席が攻撃されたこともある。日本人は
外国の目を気にしすぎでは」とも言います。
それでは実際に政策に携わるオバマ政権内の人たちは、
鳩山首相をどうみているのでしょうか。当然ながら、
米政府当局者らは決して、公の場で首相を
批判するような発言はしていません。
普天間基地の移設先について「日本の主張に注意深く耳を傾ける。
数週間にわたって意見交換を続ける」(クローリー国務次官補)として、
協議に応じるそぶりも見せています。米側は鳩山政権がかかげる
分散移転案には否定的とされますが、反米感情をあおらないためにも
柔らかな言動に努めているようです。
ところが、オバマ政権の内部でささやかれる鳩山評にはいら立ちが
にじんでいます。
「un-trustworthy」。ある米政府関係者は首相への本音を聞かれると、
こんな感想を漏らしました。直訳すれば、「信頼するに値しない」。
まるめて言えば「信頼できない」という意味です。
オバマ氏との昨年秋の会談で、首相は「trust me(信頼してほしい)」と
語り、普天間問題の決着を約束しました。ところがその後、発言が
行ったり来たりしたまま、解決のめどは全く立っていません。
しかも、首相は自ら沖縄に行くことも、命懸けで調整に
動く気配もありません。
これが un-trustworthy という人物評につながっているのでしょう。
このほか、「(鳩山氏は)発言がころころ変わるので困る」
といったぼやきも聞かれます。
こうした評判も関係あるのか、先週のオバマ氏と首相の接触をめぐっては、
当初、オバマ氏周辺にも慎重論があったとされます。
それでも10分間の会話に応じたのは、むしろ首相のメンツをつぶさず、
米側の厳しい空気を伝えるためだったとみられます。
読者の声からも、首相への厳しい視線が改めて浮き彫りになりました。
印象的だったのは、米国に自国の指導者を批判されるのは不愉快だが、
ここまでくれば仕方がないという意見が多いことです。「きつい批評だが、
的外れとはいえない」「これだけ酷評されれば普通は抗議したくなるが、
鳩山首相の場合は妙に納得する」。一方で「アメリカに言われる筋合いは
ない」と、強く反発するコメントもありました。
◇ ◇ ◇
今回のアンケートでの鳩山内閣の支持率は11.8%でした。
ソース終わり。読者登録してないと読めない記事なのですが
今回だけ、ご容赦ください m( )m
▼回答者の内訳 回答総数 3503
男性 95%
女性 5%
20代 5%
30代 16%
40代 20%
50代 26%
60代 25%
70代 7%
80代 1%
読者の一言コメント(抜粋)
「支持しない」を選択
とにかく決断力に欠けているように写る。発言が軽い。
普天間問題を命がけで取り組むと言っておきながら、
自ら先頭に立って交渉していない。
「支持しない」を選択
期待したほど変革がない。いずれの施策も中途半端な民主党を
反映しているようで、ある意味鳩山さんがかわいそうに思える。
「支持しない」を選択
何をして何をしないのか、分かりません。八方美人に見えます。
「支持する」を選択
せっかく政権をとったのだから頑張って欲しい。
「支持する」を選択
より長期的なスパンで民主党という政権を見たいから。
また、現段階では政権の評価を安易にするべきではないと思うから。
「支持する」を選択
混乱を避けるためにも当面はやむを得ない。
「支持する」を選択
4年間の支持を与えたのだから心して取り組めばよい。状況は日々変わる。
できないものはできないと土下座でもして謝り、身を捨てる覚悟を示してほしい。
「支持しない」を選択
お金の問題も、普天間、子供手当て、高速道路等マニフェストに関する課題に統一した対応ができていない。