東北地方太平洋沖地震により亡くなられた方々に深い哀悼の意を表します。
被災されたみなさまは、続く余震に不安を抱えながら、不自由な生活を強いられていることと思います。
一日も早く、不安が解消され、安全が確保されますよう、心よりお祈り申しあげます。
mネット・民法改正情報ネットワーク代表 坂本洋子
【国会1】 衆議院法務委員会の親権停止の民法改正法案質疑で井戸議員が婚外子差別撤廃について質問 4月26日
衆議院法務委員会で4月26日、子どもへの虐待防止のための親権停止
や離婚後の面会交流などを盛り込んだ民法改正案の質疑が行われ、婚外子
差別撤廃などの民法改正について民主党の井戸まさえ議員が、夫婦別姓に
ついて自民党の稲田朋美議員が質問しました。また、自民党の馳浩議員が
共同親権を求め、無所属の城内実議員が共同親権について反対の立場で質
問しました。
井戸まさえ議員は「今回は96年法制審議会答申の一部が改正されるが、
子の福祉、子の利益のためなら、婚外子への相続分差別の撤廃こそ行われ
るべきだった。国連の各種委員会から度々勧告を受け、子どもの権利委員
会からは嫡出でない子という差別的な用語を改めることも求められている」
と指摘したうえで「法制審議会から法律案要綱として答申され、たなざら
しとなっているものが他にあるか」と尋ねました。これについて法務省の
原優民事局長は「ほかにはないと思う」と答えました。井戸議員が「法制
審答申をそのままにしておくのか」と質すと、江田五月法務大臣は「(法
改正は)必要と思っているので、精一杯検討したい。立法の玄関までたど
り着いている。国会の理解をいただけるよう私どもも努力するし、議員に
おいても努力いただきたい」と答弁しました。虐待防止関連で出席した小
宮山洋子厚生労働副大臣も「虐待防止のための親権の一時停止の民法改正
は一歩前進だが、基本的には家族法改正の議論が進められていかなければ
いけない」と答えました。
稲田朋美議員は夫婦別姓に反対の立場で「どのように考えているか」と、
政務三役に尋ねました。江田法務大臣は「さまざまな家族の在り方、夫婦
の在り方の一つとして、私は選択的に許容すべきものと思う」と答え、小
川敏夫副大臣も「必要としている人が希望するのであれば、認めてもいい
のではないか」、黒岩宇洋大臣政務官も「許容されることがあってしかる
べき」と、それぞれ賛成の立場を示しました。
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