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韓国人助っ人は「地震が怖くて野球どころじゃない」

 日本でプレーする韓国人野手2人が精彩を欠いている。

 まずはオリックスの李スンヨプだ。28日現在、打率は1割7分。28日のロッテ戦では九回の好機に凡退するなど、依然、バットは湿ったままだ。

 ロッテの金泰均は、26日の試合で右腕に受けた死球の影響でこの日まで2戦連続欠場。打率2割7分5厘はともかく、ここまで5打点は年俸1億5000万円の選手にしちゃ物足りない。

「大地震の影響が少なからずある」と言うのは、韓国事情に詳しい国際ジャーナリストの太刀川正樹氏だ。

「韓国は日本から近いとはいえ、地震がほとんどありません。震度1程度の揺れが数十年に数回あるかないかです。だから韓国人は、日本人以上に地震に過剰な恐怖感を抱いています。先月の大地震直後、日本にいる韓国人の多くが一斉に帰国したのはそんな背景があります。しかも韓国国内では現在も、福島原発事故による放射能汚染問題が連日、扇動的に報道されている。そういった報道を韓国人は信じますから、日本にいる韓国人選手も少なからず動揺しているのです」

 金泰均のソクリュ夫人は震災の影響で体調を崩し、一時脱水症状で入院したほど。李スンヨプのソンジョン夫人も放射能汚染の拡大を危惧して来日を延期しているという。家族がこんな状況ということもあって、選手もプレーに集中できないのだろう。

 それなら不振の韓国人選手を起用しなければいいだけの話だが、そうもいかない事情があるという。さる球界関係者がこう解説する。

「ロッテもオリックスもそうですが、著名な韓国人選手を抱える球団は韓国企業の複数のスポンサーがついています。中でもオリックスは今季、李スンヨプと朴賛浩を加入させたことで、韓国のテレビ局(SBS)に本拠地戦(計72試合)の放映権を年数億円で売った。そんな背景もあって、故障でもしない限り起用せざるを得ないのです」

 すでにオリックスは現場サイドが李に見切りをつけているようだが、本社側のスポンサーへの配慮もあって、岡田監督も頭を抱えているという。

(日刊ゲンダイ2011年4月29日掲載)


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