「ノア」(8日、有明コロシアム)
GHCヘビー級タイトルマッチの調印式が30日、都内で行われ、東日本大震災で被災した挑戦者の鈴木みのる(42)が、時代の節目に、王者・杉浦貴(40)の連続防衛記録の更新阻止を誓った。
鈴木は3月11日、全日本・石巻大会に向かうバスの車内で地震に直撃された。「俺は仙台と石巻の間の高速道路上にいた。生まれて四十数年、見たことのない光景を目の当たりにした。今回のこと(震災)とプロレスに正面から向き合い、俺がしないといけないことを杉浦にぶつけたい」と険しい顔で宣戦布告した。
一方、杉浦は「V10を過ぎてから意識するようになった」と小橋建太のV13を、明確な目標に掲げた。調印式では鈴木と目を合わせず、挑戦者に横からガンを飛ばされ、何かをつぶやかれても完全無視だった。
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