白鵬、異例の遠征出稽古！稀勢の里をチェック

　大相撲５月技量審査場所（８日初日・両国国技館）で７場所連続優勝を狙う横綱・白鵬（２６）＝宮城野＝が３０日、関脇・稀勢の里（２４）の鳴戸部屋に場所前では異例の出稽古へ行く考えを明かした。

　この日、東京・墨田区の宮城野部屋では出稽古に来た大島部屋の東前頭８枚目・旭天鵬（３６）らと３０番を取った。鳴戸部屋への出稽古を報道陣からリクエストされ「了解いたしました」と約束。東京場所前の出稽古は部屋のある墨田区周辺で行うことが多い。約２１キロ離れた千葉・松戸市の鳴戸部屋まで足を延ばせば異例の遠方出稽古になる。

　稀勢の里には昨年の九州場所で連勝記録を６３で止められ、初場所でも負けた。４月２９日の横綱審議委員会の稽古総見では大関・日馬富士（２７）＝伊勢ケ浜＝に５連勝するなどした好調ぶりを目の当たりにした。遠方への出稽古は場所前に直接、胸を出し相手の状態をチェックする狙いがある。

　７場所連続優勝がかかる。「プレッシャーをかけないで前向きに考えていく」と集中力を高めていく。