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我ながら「面白いものが書けた」と思ったので、ちょうどそのとき募集されていた「新風舎文庫大賞」に送ってみました。受賞作は出版してくれるという懸賞でした。残念ながら受賞できませんでしたが、選考員の１人がたいそう気に入ってくれて、出版してくれました。 実は、この新風舎という出版社は「自費出版」を主流とした会社で、懸賞に募集してきた全員に、「出版してみませんか」と誘っていたようです。要はこの文庫大賞、ただで本を出してあげる受賞者（将来の作家発掘）よりも、有料で本を出してあげる「自費出版の顧客獲得」という営業目的だったのでしょう。 出版社の人間である私は、自費出版にどれくらいの費用がかかるかということは当然知っていました。文庫本と言えども、100万円以上はかかります。むろん、貧乏食口の私が出費できるような費用ではありません。 ところが私の場合は「自費出版の営業」ではなく、本当に担当者が気に入ってくれ、先方が費用を負担するというのです。それだったら文句はないので、出版してもらうことにしました。ペンネームは「大森浩太郎」としました。 その後、新風舎は倒産してしまいました。自費出版の営業でトラブルが多発したからです。私の場合はそんなことがなかっただけに、とても残念でした。どんな組織も一枚岩ではないので、良い担当者もいれば、悪い担当者もいたのでしょう。 そんなことで、私の小説「科学の黒幕」は、あまり流通する期間もなく、版元が倒産してしまいました。倒産前に報告書がきましたが、151冊だけ販売されたようです。破産管財人から「在庫が723冊残っているので買い取りませんか」と言われましたが、結構な金額になるので貧乏食口には無理。泣く泣く50冊だけ買い取りました。 その50冊は、知人に買ってもらったり、地元の馴染みの書店に置いてもらったりしましたが、まだ30冊ほど残っています。 つい先日、個人的に「ある節目」を迎えたこともあり、この30冊をブログの読者の方々に販売しようと思い立ちました。プレゼントではなく、販売です。すみません。(^_^;) 値引きなしの定価683円（本体650円＋税）で販売します。ご愛顧くださっているブログの読者様相手に、ケチですねえ〜(^_^;)。その代わりといっては何ですが、送料はいただきません。 薄い文庫本（93ページ）なので、郵便で送ります。「薄い割に高いな」と思われるでしょうが、私もこの価格で買い取りましたのでご容赦ください。自費出版ではなかったので、版元も原価回収のために高い値段をつけたのでしょう。 ただし、お支払いは銀行口座に振り込んでいただきますので、手数料がかかる点をご理解ください。 ネットショップのAmazonなどでも、販売している可能性はあります（在庫がその会社に残っていれば）。その場合、私から購入するよりも安くなるかもしれません。 今Amazonを見てみたら、中古品のみ在庫がありました。しかも定価よりも高い！ 3,000円なんていうのもある！ 絶版本は、かえって高くなるんですね。ビックリ。 Amazonに載っていた「商品の説明」を転載しておきます。 内容紹介 現代の科学が裁かれる未来の裁判をコミカルに描き、科学の面白さ、魅力を詰め込んだ、ＳＦコメディ法廷小説。 内容（「BOOK」データベースより） 二十世紀は「戦争の世紀」、二十一世紀は「環境破壊の世紀」と呼ばれた。そして混沌の二十二世紀が過ぎ、世界を救ったのは、科学の放棄を説いた宗教家たちだった…。二十三世紀初頭、何世紀にも渡って悲劇の元になりつづけた科学を処分するため、裁判が開かれる。有罪を声高に唱えるのはクリスチャン検事たち。それに対し、無罪を主張する科学省長官と哲学者弁護士は、科学の歩んできた歴史やその本質を訴えることに。現代の科学が裁かれる未来の裁判をコミカルに描き、科学の面白さ、魅力を詰め込んだ、SFコメディ法廷小説。 書評（感想）を書いてくれている人が２人いたので、そのサイトを紹介しておきます。本の内容を知るうえで参考にしてください。 ブログ「雨の日は」 ＨＰ「籠目予言WEB」 ●ご注文方法 下記の「送信フォーム」をクリックし、ご注文ください。 送信フォーム 通信欄には「科学の黒幕を注文する」という主旨の内容をご記入ください（むろん、それに加えて何かメッセージがあればどうぞ）。こちらがメールを受信しますと、自動返信（確かにこのようなメールを受け取りましたヨ、という内容）が届きます。 お送りいただいた「住所、氏名」宛に、本と「代金の振込先」を郵送します。忙しい日もあるので、ご注文から何日でお届けできるかは確約できません。ただし、本をお送りした段階で、必ずメールアドレスにその旨（送りましたヨ、ということ）をお知らせします。 本が届きましたら、なるべくお早めに代金をお振り込みください。(^_^;) むろん、ご注文者の住所・氏名は、他の目的に用いることはありません。 なお、在庫は30冊しかございません。ご注文の先着順にお送りし、在庫がなくなりましたらご注文は終了いたします（このブログでご注文終了を告知します）。注文と入れ違いで在庫がなくなっていた場合、その旨をメールいたします。あしからず、ご了承ください。 もし、私と直接会う機会がある人が注文したい場合でも、上記の「送信フォーム」でご注文ください。あくまでも先着順に販売したいためです。ただし、本と代金は直接受け渡すようにします。そのほうが無駄な経費がかかりませんので。 では、よろしくお願いします。 2011年4月30日午後9時現在の在庫 25冊 |
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| タイトル （本文） | ブログ名／日時 |
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| 内 容 | ニックネーム／日時 |
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元4000万双韓日祝福ヴェルダンディと申します。 |
verdandi2 2011/04/30 09:51 |
いやあ、小説を出版されていたのですね。私の高校時代に「青春出版」から「ピタゴラス○○に死す」とか科学的思考のミステリー小説がはやりました。ラジオの深夜放送でCMが何度も流れていて印象に残っています。書評も見ましたが、早く読んでみたいですね。こういう本は「売れ筋」から外れてしまうので、難しい所はありますが、音楽でもインディーズからメジャーデビューする例は沢山ありますし。期待しています。 |
信州のhiro 2011/04/30 11:27 |
●verdandi2さん |
小林浩 2011/04/30 21:40 |
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