NZ地震:DNA試料提出 日本人の身元確認へ

2011年3月2日 20時16分 更新:3月2日 23時12分

崩れずに残った外壁(写真右)が余震で倒壊する恐れがあるとして、救出作業が一時中断されたCTVビルの現場=ニュージーランド・クライストチャーチで2011年2月23日午後6時50分、佐藤賢二郎撮影
崩れずに残った外壁(写真右)が余震で倒壊する恐れがあるとして、救出作業が一時中断されたCTVビルの現場=ニュージーランド・クライストチャーチで2011年2月23日午後6時50分、佐藤賢二郎撮影

 【クライストチャーチ佐藤賢二郎、樋岡徹也】ニュージーランド・クライストチャーチ付近で発生した地震で日本外務省の現地対策本部は2日、被災者の家族らから集めた身体的特徴の資料やDNAサンプルを同日、地元警察当局に提出したことを明らかにした。日本人被災者の身元確認作業が本格的に始まるとみられる。警察当局は同日午後、地震による死者が1人増え、160人になったと発表した。身元が確認されたのはうち16人。

 外務省現地対策本部は、倒壊したCTVビルに入居する語学学校「キングス・エデュケーション」に通っていた28人の日本人学生の親族から、身長や体格の特徴、歯の治療歴などに関する資料や、DNAサンプルを採取する歯ブラシなどの提供を受けていた。

 一方、地震発生2日後の2月24日からCTVビルの倒壊現場などで救助活動を行ってきた日本の国際緊急援助隊第1陣は2日夜、帰国の途についた。引き続き第2陣が救助活動を行う。

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