WEBタイムス 2005年(平成17年)12月16日899号
 ふれあい

かまぼこ作ってぱくり  漁師の町で児童満喫

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油が跳ねないよう、慎重に
 【西区】漁師の町草津の名物「かまぼこ」を作って食べて満喫しようと十日(土)、草津公民館(広島市西区草津東二丁目)で「味わおう!草津名物づくり」があった。坂井屋の高崎純子さんを講師に、小学生十人が揚げかまぼこや焼きかまぼこに挑戦し、熱々の揚げ立てを「おいしい」とほお張った。いろいろ体験しながらふるさとを知る「小学生ものしり博士講座」の一環。
 子どもたちが作業したのは、味付け済みの魚肉のすり身にイカやアナゴといった具を混ぜ形を整えるところから。「べとべとする」と手に水を付けながらの作業だ。一口サイズや大判、具たくさんから少なめなど、自分好みに作っていった。「あまりべたべた触らないように」とコツを話す高崎さん。手の温もりが伝わって温度が上がり過ぎると、弾力がないガチガチの仕上がりになるのだそうだ。
 ある程度作ると、次は油の中へ。油が跳ねないよう、慎重に中に落とし込むと「じゅう」と香ばしいにおいが広がった。揚がるのを待つ間は、焼きかまぼこ作り。白いすり身の上に、ケーキの生クリームを絞るように赤いすり身を絞り出し自分の名前などを書いた。生クリームとの決定的な違いは、とにかく固いこと。力いっぱい絞り出していた。
 かまぼこは、正月用品。坂井屋の高崎幸二郎社長によると、今が一番忙しい時期だと言う。ツルやマツ、寿など描いてあるかまぼこの図柄は手作業だ。高崎社長は、「ウチに見学に来て口にして、一切食べなかった子が食べるようになったこともある。これを機会に、かまぼこに愛着を持ってほしい」と目を細めている。
 草津でのかまぼこづくりは、「電車が通る前からやっとった」(高崎社長)。今では広島市内に十八軒の業者があるが、そのほとんどが草津にあるという。


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