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【プロ野球】

バリントン 7回まで無安打 広島首位タイ

2011年4月30日 紙面から

中日−広島 ノーヒットノーランの快挙はあと6人で逃したが、竜打線を2安打完封した広島先発のバリントン=ナゴヤドームで(谷沢昇司撮影)

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◆広島7−0中日

 快挙はならなかった。でも、文句のつけようがないベストピッチだった。広島の新外国人右腕、バリントン。低めにボールを集め、7回まで無安打に抑えた。球場が色めき立ち始めた8回、先頭・和田に左前打を許し、惜しくもノーヒットノーランは逃した。

 「スコアボードを見るから、ノーヒットノーランを考えないことはなかった。ただ(和田に打たれた)あの1球はスライダーが甘く入った」。ちょっぴり悔しげな顔を見せたが、そこからネジを締め直した。中日打線を単打2本に封じ込め、開幕から3連勝を来日初完封で飾った。

 ナゴヤドームでは3月17日のオープン戦で1度投げており「マウンドのフィーリングが良かった」と竜の本拠地の硬いマウンドがえらく気に入っていた。それも快投を後押しする要因になったようだ。

 2002年、大リーグのドラフトで、パイレーツから全体の1位で指名された。だが、その力を発揮することはできず、日本でのプレーを決断した。これで開幕3連勝。「新しい環境でリフレッシュした気持ちで野球ができている」と、新天地で良いスタートが切れたことを喜ぶ。

 「私の仕事はチームに勝ちをつけること」とバリントン。チームも3連勝でヤクルトと並び首位に再浮上した。昨年は中日に8勝16敗と大きく負け越したが、今年はお得意さんにはさせない。助っ人右腕の快投がそれを予感させた。 (中谷秀樹)

 

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