きよし「コツコツと頑張れ」　４７組の住みます芸人を発表

　お笑いでの地域活性化を目指す吉本興業が、東京都内で記者会見し、４７都道府県に住まわせる４７組の“住みます芸人”を発表した。応援に駆け付けた西川きよしが「みんな本当に、小さな事からコツコツと頑張りや」とおなじみのフレーズで励ました。

　「あなたの街に“住みます”プロジェクト」では、芸人と各都道府県のエリア担当社員が、地域の魅力を発信。街や地域を盛り上げるプロジェクトを広く公募、東北など被災地の復興をサポートできるようなプロジェクトも立ち上げるという。

　お笑いもライフラインに入れてほしいというきよしは「選ばれた皆さん方、本当にチャンスやと思います。途中でけつ割るなよ。絶対頑張りや」と住みます芸人にエールを送った。

　住みます芸人には、桂三枝、島田紳助、ダウンタウン、明石家さんまが、映像でメッセージを寄せた。和歌山生まれで奈良育ちのさんまは「奈良と和歌山のタレントが駄目な場合、いつでも行く心構えでおります。タレントは誰か知りませんけど、力を見せていただきたい」と笑わせた。

　会見では、各都道府県名が入ったプラカードを持つエリア担当社員に先導されて、住みます芸人が順番に一発芸を披露。熊本県担当の「もっこすファイヤー」と社員の竹口明希さんが、代表して「愛するふるさとを盛り上げて、盛り上げて、盛り上げ抜くことを誓います」と“選手宣誓”した。

　東日本大震災で被災した出身地の岩手県を担当する「アンダーエイジ」の熊谷由輔は「この企画がなくても、地元に帰りたかった。何かできることを探して、それを一生懸命やりたいなと思ったら、この企画がありました」と意気込んだ。