神戸・六甲山頂の展望台「六甲枝垂れ」で29日夜、展望台を覆う網目状のドームをライトアップする演出が始まった。訪れた家族連れやカップルは、神戸の夜景に溶け込んだ光の芸術に酔いしれていた。
高さ約10メートル、直径約16メートルの同展望台は昨年7月にオープン。ヒノキとステンレスで組み上げられており、海抜900メートルから大阪湾が一望でき観光客の人気を集めている。
ライトアップは、展望台の内側に設置された発光ダイオード(LED)の照明器具約30台で演出。午後7時ごろ、ドームは山桜をイメージした淡いピンク色に染まると次第に緑色に変化し、春から初夏へ移ろう季節感を表現した。
カップルで訪れた大阪府箕面市の男子大学生(21)は「幻想的な雰囲気で、来たかいがありました」と息を飲んで見上げていた。5月15日まで、毎日午後6時半〜9時。(金 旻革)
(2011/04/29 21:02)
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