ホーム > リング > リング最新紙面記事

輝優優が地元・大阪で悲願の初戴冠

 こん身の力でアジャ(右)の右腕を極める輝優優
【拡大写真はコチラ】
 こん身の力でアジャ(右)の右腕を極める輝優優

 「OZアカデミー」(29日、IMPホール)

 メーンでOZアカデミー認定無差別級選手権が行われ、挑戦者で大阪府泉南市出身の輝優優(らん・ゆうゆう)が「ジャングル・ジャック21」の同志アジャコングを撃破し初の王座奪取に成功した。

 圧倒的なアジャのパワーに、輝はスピードと関節技で対抗。がっちり決められたスリーパーも噛みつきで脱出だ。何度も垂直落下式のブレーンバスターを食らうが、うすら笑いさえ浮かべて立ち上がり反撃。最後はこん身のエルボースマッシュで、女子プロ界最強戦士を完全KOした。

 地元でべルトを巻いて両親を喜ばせたいと、当時の王者・KAORUに挑んだ2・19大阪・アゼリア大正大会のタイトル戦は、尾崎軍の介入で不完全燃焼のまま敗退。そのうっぷんを見事に晴らす戴冠だ。

 試合直後、空気の読めないダイナマイト・関西が「俺に挑戦させろや!」と横入りしてきたが、「チャンピオン偉いんですけど何か?」と一蹴した輝は、念願の大阪での王座奪取に「今年入って、大阪でお父ちゃんとお母ちゃんの目の前でベルトを巻くって…言ってたので…めっちゃ嬉しいです」と感涙。「このベルトを巻いて、OZのリングを面白くしたいと思うんで、みんな一試合も見逃さず、見に来てや!」。ナニワ生まれの根性娘に、万雷の拍手が降り注いだ。

(2011年4月29日)

ソーシャルブックマーク・RSS・twitter・Facebook

オススメリング写真ニュース






Copyright(C) 2010 デイリースポーツ/神戸新聞社 All Rights Reserved.
ホームページに掲載の記事、写真などの無断転載、加工しての使用などは一切禁止します。ご注意下さい。
当サイトは「Microsoft Internet Explorer 4.x」「Netscape Navigator/Communicator 6.x」以上を推奨しています
Email : dsmaster@daily.co.jp