「西日本新人王予選Sフェザー級」(29日、阿倍野区民センター)
優勝候補として注目される西脇一歩(六島)が、2回TKO勝利で、西日本新人王Sフェザー級予選の初戦を突破した。
初回から強打で圧倒した。相手の林駿(ウォズ)が出てきたところに左右ボディーアッパーを合わせるなど、新人離れした高いテクニックも見せつけた。最後は強烈な右ストレートを打ち下ろし、林がぐらついたところでレフェリーが試合を止めた。
デビューから3戦連続でKO勝利を収め、「相手も強かったので、勝って一安心です」と安どの笑み。元WBA世界Sフライ級王者・名城信男ら所属ジムの先輩ボクサーから口々に試合内容を絶賛されながらも、自己採点は「70点」と辛めで、「新人王戦なんで一戦一戦勝っていかないと」と表情を引き締めた。
次戦は7月30日で、勝てば9月11日の決勝戦に駒を進める。さらには11月の中日本・西部代表との西軍代表決定戦、年末の全日本新人王決勝戦と、先はまだまだ長い。「必ず(全日本)新人王を取ります」と、目先の勝利に浮かれることなく、頂点だけを見据えた。
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