エンタメ【追悼 田中好子さん】インタビュー再録 役に入り…共演の俳優憎悪+(3/3ページ)(2011.4.29 21:57

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【追悼 田中好子さん】
インタビュー再録 役に入り…共演の俳優憎悪

2011.4.29 21:57 (3/3ページ)
2008年7月の巨人-横浜戦の始球式で、はじける笑顔を見せた田中好子さん

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2008年7月の巨人-横浜戦の始球式で、はじける笑顔を見せた田中好子さん

 〈NHK朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」では、おおらかな沖縄の母親・古波蔵(こはぐら)勝子役を演じた〉

 「ちゅらさん」の出演者は、プライベートでもとても仲がいいんです。国仲涼子ちゃんのことは、役名と同様の「えりぃ」、堺正章さんのことは、「文(ぶん)ちゃん」って呼んでますし、私も「勝子」とか「お母さん」って呼ばれています。プライベートでも役名で呼び合うなんて、なかなかないことですよ。

 撮影が終わった今でも、涼子ちゃんとはとても仲良しで、一緒に韓国に行ったり、鍋パーティーをしたりと、何かと会ってます。堺さんとも、メールなんかで、連絡を取り合ってます。メールでも、タイトルは、「勝子へ」なんですよね(笑)。

 〈いつも明るく温かく子どもを見守る“理想の母親役”が似合っていた〉

 自分が病気だったり、子供が病気だったり、何か、つらさを抱えているけれど、それでも、明るく前向きに乗り越えていく、そんなお母さん役が多いですね。ステキなお母さん役をやらせていただくと、そのセリフや行動から、私自身も影響を受けたり、忘れていたものを思いだしたりするんです。

 私の夫(実業家の小達一雄氏)は夏目雅子ちゃんの兄なんです。結婚は雅子ちゃんが亡くなってからなのですが、結果的に私は、弟だけでなく、義妹も病気で亡くすことになるんです。雅子ちゃんの病気のことは、本人にさえ知らされていなかったことですから、私も知りませんでした。ですから、亡くなったときは、本当にショックでした。

 私が、困難を抱えた役をいただくことが多いのは、大切な人を亡くしているからかな、なんて思ったりするんですよ。うまく説明できないんですけど、経験しているからこそ、そんな役に引き合わせてもらっているのかなと思うんです。

 私は、メッセージ性の強い役を演じるために女優になったのだと思います。それが、神から与えられた使命なのかなと思うんです。

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