世界フィギュア・スケート界で日本の影響は相当強い。もちろんお金の力だ。今回の大会でも14
のスポンサー企業のうち11社が日本企業だ。キム・ヨナのファンたちがいつも大会のたびに審判
の判定で不利益を受けないか心配するのもこのためだ。
2011年ロシア、モスクワ世界フィギュア選手権大会でも日本の影響を如実に感じることができる。
ささいな事だが確かに知ることが出来るのは、公式ガイドブックだ。66ページのガイドブックには今
回の大会に関する概略的な説明が出てくる。もちろん主要選手の紹介も欠かせない。だが、今回
の大会ガイドブック選手紹介はすべて日本版だ。大地震で大会開催が取り消しになったという理
由で日本スケーターらを集中照明した。この本は「日流(Japanese wave)」というタイトルで荒川静
香、安藤美姫、浅田真央、高橋大輔などを特集でのせた。
反面、キム・ヨナは探すことができない。2010年バンクーバー冬季オリンピック女子シングル金メ
ダリストであり今回の大会の強力な優勝候補の名前は出場選手名簿と世界最高記録保有者そし
て浅田真央のライバルとして言及されているだけだ。キム・ヨナより試合力が落ちるカロリーナ・コ
ストナー(イタリア)とクセニヤ・マカロワ、アリョーナ・レオノワ(以上ロシア)に関する記事もあること
を勘案すれば残念な状況だ。結局、日本選手たちを集中照明しながらキム・ヨナを意図的に除い
たと見なければならない。
問題はこのような状況が判定にも連結される時だ。すでに女子シングル、テクニカル・パネル(技
術評価審判)にマリアン・ロリオル・オバーウォラー(スイス)が含まれている。ミリアン審判はキム・ヨ
ナのジャンプに問題があるとしながら減点したことが1度や2度ではない。
(韓国語)
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2011/04/25/2011042501790.html