瀬戸内海にある山口県周防大島町で、高潮や津波を防ぐためのアルミ合金製の防潮堤の扉4枚がなくなっているのが見つかり、警察は、盗まれたとみて捜査しています。
27日午後3時ごろ、山口県周防大島町西方で、高潮や津波を防ぐための防潮堤の扉がなくなっているのを、近くの人が見つけました。扉はアルミ合金製で、高さおよそ1メートル、幅が1メートルから3メートルのものまで、4枚あり、最も重いものでおよそ320キロ、4枚で合わせて593キロになるということです。扉は山口県が設置したもので、警察によりますと、26日の午後5時ごろに住民が近くを通ったときには扉があったということです。また、扉のちょうつがいを固定するボルトが外されていたことから、警察は、26日の夕方から27日の日中にかけて盗まれたとみて捜査しています。周防大島町は、想定される東南海・南海地震に備え、防災対策を重点的に進める推進地域に、山口県内で唯一指定されています。