小田原市立病院が医師の宿日直手当1500万円を過払いしていた問題で、同市は28日、病院長や支給権限があった経営管理課長ら3人を文書訓告処分にしたと発表した。
過払いが発生した06年度の病院理事や診療部長ら4人は文書注意、経営管理課職員ら2人は口頭注意とした。
市職員課は「支給権限がある者や病院長には相応の責任があり、その他の職員も職責に応じた一定の処分が必要」と説明し、過払金額は「市民が納得する補填(ほてん)の方法を検討中」と話している。
加藤憲一市長と加部裕彦副市長は減給10分の1(1カ月)。前日の農政課職員の汚職による減給と合わせ、市長は同4カ月、副市長が同3カ月になる。【澤晴夫】
毎日新聞 2011年4月29日 地方版