宮城県沖の海底地盤、50mずれて7m隆起
東日本大震災で、宮城県沖約200キロの日本海溝付近の海底地盤が南東に約50メートル移動、約7メートル隆起していたことが、海洋研究開発機構の深海調査でわかった。
移動量としては、これまでの観測で最大という。
同機構は3月下旬、深海調査研究船「かいれい」を使い、同海溝付近で地震に伴う海底地盤の変化を調べ、1999年の調査時のデータと比較した。移動した部分は、幅40キロにわたっていた。こうした海溝付近の大きな動きが、破格の巨大津波を生んだとみられている。
海溝の最深部(深さ約7600メートル)では、陸側の地盤が幅約1500メートルにわたって崩れた跡も見つかった。今回の地震で海底地滑りが起きた証拠とみられ、同機構の冨士原敏也技術研究主任は「局所的な地滑りとみられるが、日本海溝にある過去の海底地滑りと比べても大きい」としている。
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