フィギュア＝フリーで大逆転の小塚、被災地に届けた銀メダル

　［モスクワ　２８日　ロイター］　フィギュアスケートの世界選手権は２８日、当地で男子フリーを行い、ショートプログラム（ＳＰ）で６位と出遅れた小塚崇彦が合計２５８．４１点で銀メダルを獲得した。

　東日本大震災の影響で会場が東京からモスクワに変更となった今年の世界選手権。復興を願う強い思いを胸に臨んだ小塚は、「ベストの演技を見せたいと思っていた。日本にいいニュースを持って帰ることができてよかった」と喜びを表した。

　連覇を目指した高橋大輔は合計２３２．９７点で５位、ＳＰで２位につけていた織田信成は２３２．５０点で６位に終わった。

　優勝したのはＳＰ首位のパトリック・チャン（カナダ）で、合計２８０．９８点を記録した。

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