飲酒2巡査が通行人暴行 書類送検後に依願退職
県警の警察署に勤務していた20代の男性巡査2人が長崎市内で酒に酔って通行人を殴り、けがを負わせたとして傷害容疑で書類送検されていたことが28日、県警への取材で分かった。2人は書類送検された21日、減給3カ月の懲戒処分を受け、同日、依願退職した。
県警監察課によると、送検容疑は3月26日午前1時半ごろ、長崎市内の路上で20代の男性会社員に因縁をつけ、2人で両脇を抱えて歩き、1人が顔を殴り、口にけがをさせた疑い。
被害者の仲間が110番通報。長崎署員が駆け付けた。巡査2人は勤務後に、同期数人で飲酒していた。「(男性の)見た目が気にくわなかった」などと話しているという。
県警監察課は、2人を逮捕しなかった理由を「逃走の恐れがなく、被害者の傷の程度も軽かった。示談もすでに済んでいる」と説明。「職務倫理教育を徹底し、再発防止を図る」とコメントした。
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