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弘道会ナンバー2逮捕 知人ら2人も ローン6180万詐取容疑愛知県警住宅取得を支援する融資制度を悪用して融資金をだまし取ったとして、愛知県警は28日、指定暴力団の山口組を実質的に支配しているとされる弘道会(名古屋市)ナンバー2の若頭、名古屋市緑区乗鞍、竹内照明容疑者(51)ら3人を詐欺容疑で逮捕した。県警は容疑を裏付けるため、週明けにも弘道会本部の捜索に乗り出す方針だ。 他に逮捕されたのは、竹内容疑者の知人の風俗店グループ実質経営者で、同市昭和区福原町、会社役員佐藤義徳(53)、同市天白区焼山、無職青木弓子(33)両容疑者。 発表によると、3人は共謀のうえ、2005年9月下旬、同市中区の銀行支店で、自宅を購入する人向けの長期固定金利住宅ローンを悪用し、佐藤容疑者の自宅マンションを購入するとの名目で、融資金6180万円をだまし取った疑い。県警によると、当時の規約では、融資を受けるには、本人か親族が住むことが前提とされていた。しかし、このマンションには、竹内容疑者とつきあいがあった青木容疑者が09年3月まで入居し、一度も部屋を使っていない佐藤容疑者が返済を続けていたという。調べに対し、3人はいずれも容疑を否認しているという。 弘道会は、山口組の篠田建市・6代目組長(69)や、同組ナンバー2の若頭の高山清司被告(63)(恐喝罪で起訴)の出身母体。高山被告は弘道会の組長で、竹内容疑者は長年の側近という。篠田組長は今月9日に東京・府中刑務所を出所しているが、警察当局は、出所を機に山口組が活動を活発化させることを抑止するため、弘道会の取り締まりを強化していた。 県警によると、佐藤容疑者は、名古屋市を中心に風俗店などを経営している通称「ブルーグループ」の実質経営者。県警は佐藤容疑者と弘道会の関係を調べている。 (2011年4月29日 読売新聞)
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