2011-04-29 00:43:14

3号機は核爆発だった~海外専門家が相次いで見解

テーマ:政治・社会
3/14におきた福島第一原発の3号機の爆発について、
海外の専門家が相次いでその爆発の異様性を指摘し、
「核爆発」の可能性に言及している。
なお、
「核爆発」と「原子爆弾の爆発」とは大きく異なる。

アメリカでは、
ガンダーセン(Arnie Gundersen)博士(原子力の専門家)が、
3号機は核爆発で、爆発時の黒っぽいキノコ雲は、
パウダー状になったプルトニウムではないかと言う。

3号機は黄色・オレンジ色の発火があり、その威力などからして「Detonation:爆轟(衝撃波は超音速)」で、
1号機の水蒸気爆発は「Deflagration:爆燃(衝撃波は音速)」で、両者は明らかに異なる爆発だと。

3号機では、まず水素爆発が起きて、その衝撃で保管燃料プールの中の燃料棒に核反応が起こって爆発したのだろうと氏は指摘している。

アメリカ側がこの爆発を分析しているらしいのでその結果が近々でるのではないだろうか。

確かに、
映像では爆発音が3回あるので3回爆発があったようだ。
思うに、
1回目の爆発音が水素爆発で、2~3回目で発火を伴った爆発音で、この発火は保管プール内の核燃料の核反応ではないだろうか。

なお、
3号機の保管プールには550体以上の核燃料棒があり、そのうち約500体が使用済み燃料棒。使用済み燃料棒は使用前よりも高温になっているため冷却しにくい状態にある。3号機の爆発はこの使用済み燃料棒が核反応を起こしたものではないかと推測されている。


また、
イギリスでは、
クリストファー・バスビー教授(Scientific secretary of the European Committee on radiation risks)が、ロシアの研究を引用して核爆発の可能性を指摘し、チェルノブイリ原発事故と同じメカニズムによる核爆発だと主張している。
なお、チェルノブイリの核爆発は原子炉の運転中に起きたもので、保管プール内での爆発よりも大きな爆発になる。

また、氏はインタビューの中で、
チェルノブイリの事故対応は迅速だったが、日本の対応は非常にのろいと言ってる。


では、ではと、外国の出羽の守になりそうだが、
日本ではと言ってみたいものだ。

日本では情報が隠蔽され、
専門家が自由に発言できず、
また、
発言する勇気のある専門家や、
それを取り上げるメディアも少ない。

3号機の保管プールの状態を精細な写真や映像で見れば爆発の真相は一目瞭然だろう。
高圧ポンプ車のクレーンなどからプールの状況を政府・東電は把握できると思うが、
この状況写真等は公表されていない。
だから、
相当怪しい。


福島第一原発では、
今、1,000名近い人々が必死に核燃料の冷却と放射能除去作業を行っている。
被曝を抑えるために交替制で作業は行われているので、
実際、常時動いている人は数百人規模だろう。

規模が少なすぎるのではないか。
もっと多くの人員を投入すれば、
一人一人の累積被曝量も抑制できる。

事態を正確に迅速に情報公開することで、
もっと多くの英知と人員を投入してゆける。






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