統一地方選の後半戦で行われた県内の４町長選と１５町議選（総定数２０７）は２４日投開票され、新しい町のかじ取り役が深夜に相次いで決まった。４町長選はいずれも無所属による一騎打ちの構図となり、新宮町は新人の長崎武利氏、芦屋町は現職の波多野茂丸氏、糸田町は現職の伊藤良克氏、川崎町は元職の小田幸男氏がそれぞれ当選を果たした。

　新宮町長選は現職の不出馬を受け、町政の継承を訴えた元町議長の長崎氏が、町政刷新をアピールした元町議を退け、激戦を制した。

　芦屋町長選は自民が推薦し民主、公明が支持した波多野氏が、元町議の新人を破り再選を決めた。糸田町長選は、行財政改革の実績を強調した伊藤氏が元町議長の新人を圧倒し、３回目の当選。川崎町長選は、３期町長を務めた小田氏＝公明推薦＝が現職を１７票差で破り、返り咲いた。

　１５町議選には２５６人が立候補し、２０７人が当選した。水巻町とみやこ町の両町議選はともに競争率が最も高い約１・３８倍となり、激しい選挙戦が展開された。


＝2011/04/25付 西日本新聞朝刊＝