【産経抄】8月20日
2010.8.20 03:15
「おまえ、逃げるなよ。はらわたまで見られちまったんだ。逃げようったってそうはいかねえ」。非上場ながら優良企業のワンマン社長の鈴木が、後部座席から運転手の塚田に声をかけている。鈴木はすでに後継者に決めている塚田に、断るな、と念を押しているのだ。
▼浅田次郎さんの短編小説『シューシャインボーイ』(文春文庫『月島慕情』所収)のラストシーンだ。戦災孤児がテーマの作品の、泣かせどころは別にある。それでも小説ならではの意外な結末には、さすがとうなるしかない。
▼社長の最大の仕事は、後継者選びといわれる。とはいえ、世襲が続く会社も少なくない。そうでない場合でも、せいぜい何人かの取締役の中からと、選択の幅は限られている、と思っていた。
▼だから、上場企業が次期社長を公募するというニュースには驚いた。自動車部品メーカーのユーシンによると、「30~40代」「英語が堪能」「年収3500万円以上」などの条件で、官僚や外国人を含む1722人の応募があった。
▼もっとスケールの大きな例では、インド最大の財閥タタ・グループの総帥(72)が、「後継者はインド国民とはかぎらない」と発言して、注目を集めている。グローバル展開で生き残るために、「小説より奇なる」後継者選びは、今後も増えていくだろう。
▼『シューシャインボーイ』では、塚田は都市銀行の人事部副部長だった経歴を偽って、運転手として入社する。鈴木は嘘(うそ)をすぐ見破り、人柄を観察してきた。鈴木が決心した理由を浅田さんはあからさまに書かないけれど、読者にはわかる。ユーシンの次期社長候補は、来年2月までに採用される。決め手は何か、現社長に聞いてみたい。
長期金利、低空飛行 「景気二番底」への危機感 市場、日銀・政府に対策催促 (1/2ページ)
2010.8.20 00:36 http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/100820/fnc1008200038001-n1.htm
長期金利が1%を割る“低空飛行”が続いている。世界経済の減速懸念から安全資産の国債に資金がシフトしていることなどが要因にあがる。金利が下がれば企業は資金を借りやすくなるはずだが、資金需要は弱く、せっかくの低金利メリットもいかされそうにない。市場がシグナルを出す「景気二番底」への危機感に、政府・日銀は待ったなしの対応が求められる。(山口暢彦)
19日の債券市場は、長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが午前中に一時0・905%まで低下。終値は日銀の追加金融緩和への期待もあり、前日比0・015%高い0・930%とわずかに上昇したものの、5営業日連続の1%割れとなった。平成15年に国内のデフレやイラク戦争を背景に世界経済への不安感が高まり、0・430%まで急低下して以来の水準が続いている。
今回の金利低下は、欧州や米国経済の減速に加え、資金需要が伸びずに資金が余った金融機関が国債を買い増していることも後押ししている。このため、野村証券の木内登英経済調査部長は先行きについて「0・8%程度まで下がる」と予測する。
15年の低金利時は、景気悪化の観測が後退したタイミングで一気に金利は上昇へと反転した。
長期金利、低空飛行 「景気二番底」への危機感 市場、日銀・政府に対策催促 (2/2ページ)
2010.8.20 00:36
今回は現時点で先行き不安が解消されるめどがたたず、「反転の手がかりが見えない」(アナリスト)。今年4~6月期の国内総生産(GDP)が示す成長鈍化に加え、今秋以降は政府の景気刺激策も打ち切られる見通しで、引き続き余剰資金が安全な国債に流れるとみられるからだ。長期金利の低下は、経済に対する市場の失望感ともいえる。
長期金利が低下すれば預金金利も下がり、利子所得が少なくなって消費行動が制約される。「長期金利の0・3%低下で、個人消費は年0・1%ほど下がる」(野村証券の木内氏)との試算もある。
日銀の追加緩和策に対しては、峰崎直樹財務副大臣は19日の会見で、金利が異常に下がると債券投資意欲が減退して金融政策が機能しなくなる「流動性のわな」を金融緩和で克服できるか「非常に疑問を持っている」と述べた。
だが、長期金利の低迷は市場が日銀の追加緩和策に加え、政府にも実効性のある追加経済対策を催促する警告とみることもできそうだ
「日銀の臨時政策決定会議が2時に開催予定らしい」などの
http://www.fsa.go.jp/sesc/
2010年08月19日
日銀が臨時の金融政策決定会合開催の噂・・
日経225先物情報
- 8月19日9月SQまで残り22日
- 225先物終値9,360(前日比+120)
日銀臨時会合開催の噂が出るも開催ならず。
ある情報によるとこれで日本は救われて嘘も方便だってことらしい
今日まで何もしなかった民主党の無能のおかげで日本は沈没寸前だったのだそうだ
無能な民主党に変わり誰かが犠牲を払ってガセネタを流してくれたことに感謝します
来週に菅や原口がなんかするぽいけどね
寝てばかりの菅昨年は財界人を前にして熟睡と携帯で遊んでいたので信用できません
原口はツイッター会議かもね