広島福井ショック　25歳兄が交通事故死

2011年4月29日（金）7時43分 - 日刊スポーツ

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　広島福井優也投手（２３）の兄龍一さんが都内で交通事故に遭い、死亡していたことが２８日、分かった。２５歳だった。福井はこの日、マツダスタジアムで阪神５回戦の試合前練習に参加。終了後、球場を後にして、家族とともに遺体と対面した。

　福井は３兄弟の三男。龍一さんは次男で、幼いころから福井とともに野球をしてきた。岡山・西粟倉村出身で沖縄尚学に進学。０３年夏の甲子園に左翼手として出場するなど、プレーにも定評があった。卒業後は中大準硬式野球部でプレー。常に野球と近いところで接し、福井自身の発奮材料になっていた。

　昨年１０月のドラフトで、同じ早大から日本ハム斎藤、西武大石らとともに１位指名された。１７日の巨人戦（マツダ）でプロ初登板初先発で初勝利を果たしていた。２度目の登板だった２４日ヤクルト戦（マツダ）でも６回２失点と好投し、プロでの好スタートを切っていた。