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【グラニュース】


川崎キラーケネディ頼むぞ

2011年4月29日 紙面から

阿部(左)を振り切り、攻め上がるケネディ(右)=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで

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 名古屋グランパスは28日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで約1時間練習し、29日の川崎戦(瑞穂陸)に備えた。右太もも裏痛から復帰初戦の浦和戦(24日、埼玉)を白星で飾れなかったFWジョシュア・ケネディ(28)が、J1では総得点1点と沈黙している攻撃陣を引っ張る。

 左サイドをドリブルで攻め上がったケネディは「ナガイ」と、逆サイドの快足FW永井を大声で指名した。クロスは届かなかったが、雰囲気は和んだ。浦和に完敗したショックは振り払われていた。

 27日の練習後にはストイコビッチ監督と2人で10分間も話し込んだ。「ランチの話だよ」と内容をはぐらかしたが、真剣な表情からは浦和戦の反省会があったに違いない。敗戦後、ミーティングを重ねて「激しさを見たい」と訴えた指揮官の気持ちは、エースストライカーにも伝わっている。

 川崎には2005年4月17日(等々力)以来、丸6年間、J1で白星がない。通算でも2勝4分け8敗と大きく負け越し。特にFWジュニーニョには10戦で11得点を許している。

 しかし、ケネディも実は“川崎キラー”だ。J1で3度の対戦こそ無得点だが、移籍加入した2009年アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝では2戦2発。ベスト4進出を決める“決勝弾”の活躍もあり、苦手意識はない。昨年は2敗を喫した。特にアウェー戦は0−4の大敗に終わったが、「負けたけど内容は悪くなかった。集中して戦えば勝てない相手ではない」と自信は揺らいではいない。

 昨季17得点でJ1得点王に輝いたケネディも今季は公式戦7試合で、ゴールは3月5日のJ1横浜M戦のPKのみ。「いいクロスももらっているし、自分もチャンスメークしている。点が取れないこともある」。得点に絡む動きはできているので心配はしていない。

 ただ、連敗をしない大切さは知っている。「川崎も前節で仙台に負けているから必死。自分のゴールより勝ち点3がお互いにとって重要なゲームになる」。ケネディが今季初白星に、J1でも“川崎キラー”ぶりを発揮する。 (伊東朋子)

 

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