ライフ【放射能漏れ】1号機「水棺」へ毎時10トン 注水増量は見送り2011.4.28 21:04

  • [PR]

[ライフ]ニュース トピック:放射能漏れ

  • メッセ
  • 印刷

【放射能漏れ】
1号機「水棺」へ毎時10トン 注水増量は見送り

2011.4.28 21:04

 東京電力福島第1原発の事故で、東電は28日、1号機原子炉の圧力容器への注水量を毎時10トンのまま継続した。圧力容器を覆う格納容器を水で満たし、安定的に冷却する「水棺」に向け、毎時6トンだった注水量を最大14トンまで引き上げる予定だったが、格納容器内の圧力が低下したため、増量を見送っている。

 東電によると、27日午前から始まった水棺作業以後、圧力容器内の温度や圧力が低下したほか、格納容器内の圧力や温度も下がった。圧力容器への注水量を増やしたことによって冷却が進み、結果として格納容器内の圧力も低下したと考えられるという。

 圧力が大気圧を下回ると酸素を含む空気が格納容器内に入り込むおそれがある。酸素濃度が高まれば水素爆発の危険が高くなるため、東電は、圧力などの動向を注視している。

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2011 The Sankei Shimbun & Sankei Digital