- [PR]
[経済・IT]ニュース トピック:AV機器
【PS3情報流出】ソニー、賠償2兆円超える可能性も 次期トップ争いに大きな影響
2011.4.28 21:16
(1/3ページ)
ソニーのゲーム機「プレイステーション3」(PS3)などに向けて展開するネットワークが不正侵入とみられるサイバー攻撃を受け、世界で最大7700万人分の個人情報が流出した問題は、同社の将来に大きな暗雲となって広がりそうだ。「史上最悪の情報流出」(ウォールストリート・ジャーナル紙)の代償は2兆円を超えるとの指摘もある。経営責任への追及も避けられず、同社は未曾有の危機に直面している。(夕刊フジ)
流出した情報は氏名、住所、メールアドレス、誕生日、パスワードなど。同社ではクレジットカードの番号や有効期限日が漏れた可能性も「排除できない」とし、クレジットカードの使用履歴について「定期的に確認してほしい」などと注意を呼びかけている。
日本の登録者は約900万人で、日本企業の情報流出としては過去最大。賠償額も巨額になりそうだ。
IT犯罪に詳しい紀藤正樹弁護士は、「損害賠償額は、漏れ出た情報の質によって変わる。住所や電話番号、カードナンバーといった基本情報だけなら1人あたり5000円から1万円程度だが、漏洩した内容に個人の名誉にかかわるような情報が含まれていれば、金額は跳ね上がる」と説明。「日本の美容関連企業のケースでは、1人あたり3万円の支払いを命じられた。これをソニーに当てはめれば2兆円を超える賠償がのしかかる可能性もある」と指摘する。
このニュースの写真
関連ニュース
- [PR]
- [PR]