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斎藤佑投手コメント拒否の裏に「TBSみのもんた事件」

2011年04月10日
スポーツ

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【プロ野球】日本ハムの黄金ルーキー・斎藤佑樹投手(22=早大)が、東日本大震災の復興支援チャリティーとして行われた3日の楽天戦(札幌ドーム)に先発し、5回 8安打3失点。打線の援護もあり、実戦2勝目を挙げた。しかし、この裏で、球団と試合を中継したTBSの間でまたもトラブル…。同局が斎藤の被災者への励ましのコメントを要請したところ、球団が完全拒否したのだ。原因は2月の沖縄・名護キャンプで起きた「あの事件」だった。球団とTBSの確執は、いまだに続いている。

斎藤が先発した楽天戦は、TBS系列で試合開始1時間後の午後2時から全国中継された。ところが、その裏では、とんだドタバタ劇が巻き起こっていた。
TBS は中継で、同局が行う被災地支援活動「絆-きずな-プロジェクト」と連動し、12球団がチャリティーに取り組む姿や各球団のスター選手による被災者に向けた励ましのコメントを放映。当然、斎藤の言葉も番組の目玉になるはずだった。 そこでTBSは中継に先立ち、球団に斎藤のコメントの収録を申請。ところが「回答は『NO』でした。どうもキャンプで混乱を起こしたことが原因のようです」(同局関係者)。2月の沖縄・名護キャンプの際、斎藤の取材をめぐって同局と球団の間で起こったトラブルが、いまだに尾を引いているというのだ。
今春のキャンプではテレビ各局ともスポーツ班だけでなくワイドショーの取材班が大挙して押し寄せたため、テレビカメラが数十台並ぶことも珍しくなく、取材禁止エリアでのトラブルが頻発。TBSのマナー違反は特に目立った。同局朝の情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」の取材で訪れた、みのもんた(66)が取材禁止エリアで斎藤を引き留め、ほかの選手の導線をふさいだことで、球団側は同局に厳重注意。球団のTBSに対する不信感を決定的なものにした。
日本テレビ系列で29日に放送されたサッカーのチャリティーマッチ「日本代表VSJリーグ選抜」では、試合の合間に選手の被災地への励ましコメントが放送され、好評を博した。TBSは、その“野球版"を狙ったが、大スターのコメントは思わぬ理由でアウトに…。これには別の同局関係者も「チャリティーマッチで駄目なら今後、佑ちゃん関連の取材はすべてNGになるかも」と不安顔だ。
今年のプロ野球の超目玉の斎藤は、子供から高齢者まで幅広い人気を誇る。画面を通じて声をかければ、被災者の大きな励みになったに違いない。球団の地元・北海道には津波などの被害を受けた地域があるだけに、日本ハムにしても確執を乗り越えて斎藤にコメントさせる“大人の対応"を見せても良かったはずだ。
日本ハムとTBSのギスギスした関係が、またも浮き彫りになったが、両者の確執が今後の斎藤のピッチングに影響しなければいいが…。

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